○俺とマネと好きな人 ページ1
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俺の名前はジョングクー
スケールは全国ー
す、好きな人は、………ジミンヒョンー…
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ヒョンは俺のこと可愛がってくれてるけど、それは俺の気持ちとはきっと違うんだよね。
ヒョンの好きな人はマネージャーで幼馴染のA。
あいつと話してると分かりやすく顔が真っ赤になる。
こんな恋叶うわけないって分かってるし、ヒョンが幸せになれるなら俺はそれでいい。
元からこの恋に期待もしてない。
Aは他のアイドルみたいに目立つやつじゃない。
だけど、努力家でアメリカのま…まさちゅ………なんか凄いらしい大学(よく分かってない)を飛び級で卒業してるだけあって頭の回転も早い。
例え好きな人の好きな人がAだったとしても、こいつを恨まないし、
それどころか俺はこいつを信頼できる仲間だと思ってるからこれから先もずっと一緒だと思ってた。
ある日
ジミンヒョンがなんか変な顔をして、Aがアイドルの子に告られたらしいなんて言うからびっくりした。
気付いたらAのところに走ってたし、少し余裕がなかったと思う。自分でも分かるくらいに。
きっとAが俺の知らないところに行くのが嫌だったんだと思う。
思えば最近Aに対してイライラすることも増えてきたし、それはヒョンが取られるからって意味でもないっていうのには薄々気がつき始めていた。
でも俺はヒョンが好きなはずだし、Aは俺の親友だから、俺があいつのことを一番知ってるっていうある意味友情的な独占欲みたいなものなのかとも思ったし、そう信じていた。
だけど
信じている感情と感じている感情のズレがだんだん大きくなっていって、正直自分のことがよく分からなくなっていった。
Aにもどう接していいか分からず、その度にあいつは困った顔をする。
俺が見たいのはそういう顔じゃないってはっきり分かった時、自分のことが本当に理解できた。
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naeyong - とってもおもしろいとは思いますが、オリフラ外しましょう。 (2016年3月24日 23時) (レス) id: 89d3b40ea0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:鈴木 | 作成日時:2015年11月3日 18時