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大倉side
「えっ…え…？//(涙)」
俺の腕の中であたふたしとる鈴原。
「せんせ…っ…
いっかい、はなしてください…っ…//(涙)」
大「嫌や。無理。離さへん。」
…やって、多分俺今顔真っ赤やもん。
そんな顔見られたないし。
それに…
大「まだ、やねん…
まだ、謝らなあかんことあるから…
このまま、聞いててほしい。」ｷﾞｭｯ
鈴原を抱きしめる手に、力を込める。
大「俺…な？
お前を守ってる気になっててん。
お前が麗花から嫌がらせされてるのは
俺のせいや、って思って…
麗花の嫌がらせをやめさせることが、
俺のやるべきことやと思った。
やから…"嫌がらせをやめる代わりに、
鈴原と関わるな"っていう
麗花の交換条件を飲んでん。」
「…っ…そんな…(涙)」
大「…おかしいと思ったやろ？
麗花が急に謝ってきて、
何もして来おへんくなって…
俺がお前を避けるようになって…。」
「ｸﾞｽｯ…それは、思いました、けど…っ(涙)」
ヤス…ほんまのことを知っても
鈴原には話さんといてくれたんやな…。
大「そうすることが
鈴原のためやって思っててん…
でも…俺は間違ってたんやな…っ…」
「…っ…(涙)」
大「三日前、シズさんにな？
"私が死んだあと、なっちゃんのこと
お願いできないかしら "って言われてん。
"なっちゃんはきっと、
大倉先生のことが好きだと思うの"って。」
「えっ…(涙)」
大「"大倉先生は、他に好きな人がいるの？"
って聞かれて…鈴原の顔が思い浮かんだ。」
「…っ…(涙)」
俺にとっては、"なっちゃん"やなくて
鈴原やから。
大「…シズさんがな？
"好きな人と一言話せただけで
嬉しくなって、何でも頑張れる"
って言うててん…
反対に、"好きな人と話せなくなったら
会えなくなることよりも辛い"って。
…もし、鈴原がまだ
俺を好きでいてくれていたら…
俺、今鈴原にめっちゃ辛い思い
させてるんちゃうか…って
その時初めて気付いてん…っ…」
…ほんまにアホやなぁ、俺。
…そらヤスに"オタンコナス"言われるわ。
大「鈴原は、もう…
俺のこと嫌いになってもーた…？」
「…っ…ｸﾞｽｯ……なってない…っ…
ﾋｯｸ…なってないで…っん…///(涙)」
＿"なってない"
その言葉を聞いた途端、
理性なんて吹き飛んでもうて…
無理矢理、鈴原の唇を塞いだ。
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∞ゆず丸∞(プロフ) - チェリーさん» コメントありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです(TT)！お読みいただきありがとうございました！！ (2020年1月21日 21時) (
レス) id: 5e380d9365 (このIDを非表示/違反報告)
チェリー - 涙が止まらないほどすごく感動しました！ (2020年1月17日 1時) (レス) id: b33ac076fe (このIDを非表示/違反報告)
∞ゆず丸∞(プロフ) - 亮ちゃんさん» いつも最後の終わり方が分からずに悩んでしまうので、"最高"と言っていただけてとても嬉しいし安心しました(T-T)!!最後までお読みいただき、ありがとうございました！！ (2019年3月15日 21時) (レス) id: 5e380d9365 (このIDを非表示/違反報告)
∞ゆず丸∞(プロフ) - めぐもんさん» 泣いてくれたんですか(´；ω；`)"素敵な作品"と言っていただけて、とても嬉しいです！最後までお付き合いいただき、ありがとうございました！！ (2019年3月15日 21時) (レス) id: 5e380d9365 (このIDを非表示/違反報告)
∞ゆず丸∞(プロフ) - せつさん» こちらのお返事遅くなってごめんなさい(;´д｀)Twitterのフォローありがとうございました！ (2019年3月15日 21時) (レス) id: 5e380d9365 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：∞ゆず丸∞
| 作成日時：2019年1月13日 23時
