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大倉side
大「…それともう一つ。」
安「…まだ何か言われてるん？」
この際やから、もう全部
ヤスに話してまおうと思った。
大「…鈴原には絶対言うたらあかんで。」
安「……おん。」
大「一つは鈴原と関わるのをやめる。
もう一つは…
結婚を前提に、麗花と付き合う。」
安「…はぁ？！」
やっぱり予想外やったんか、
おもろいくらい目を見開いとる。
安「…っ…何やねんそれ…
…それも、交換条件…？」
大「せやで？」
安「…それで…おーくらは…
五十嵐さんと付き合うとるん…？」
大「……おん。」
…もちろん、そこに
愛情なんて一切ないけどな。
大「…鈴原を麗花から守るためには
こうするしかなかってん。」
安「……それ、本気で言うてるん？」
大「…どういう意味やねん。」
安「…っ…ほんまにそれが
Aちゃんのためやって思うとるん？！」
大「…当たり前やろ。
やってほら、現に嫌がらせやんだやろ？」
鈴原が麗花に邪魔されずに
看護師としてやっていけることが
一番優先せなあかんことやん？
安「…っ…ほんまにそれが
Aちゃんのためやって思うてるなら、
おーくらはアホや…っ…」
大「はぁ？！
何で俺がアホ呼ばわりされなあかんねん！！」
安「お前は何も分かってへん！！
Aちゃんがどんな気持ちか…っ…
Aちゃんにとって、
何が一番辛いか…っ…」
大「…………」
安「…おーくらが
そこまでアホやと思わんかった。」
そう言ってヤスは
お金をテーブルの上に置いて
席を立った。
大「ちょ、待てやヤス！！
どういうことなん？
俺は、何か間違っとるん？」
安「…んなもん自分で考えーやっ！！
おーくらのアホ！ボケ！オタンコナス！！」
大「…っ……」
オタンコナスて…
今まで一回も言われたことない言葉を吐いて
ヤスは居酒屋から出て行った。
"「Aちゃんがどんな気持ちか…っ…
Aちゃんにとって、
何が一番辛いか…っ…」 "
一人になった居酒屋で、
ヤスが残してった言葉の意味を考える。
俺は、麗花の嫌がらせがやめば…
それが鈴原のためやって思ってた。
そのためやったら、
俺はどうなってもええって…。
…鈴原を守れた気になっとったけど、
違ったんか？
…俺は、間違っとるんか？
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∞ゆず丸∞(プロフ) - チェリーさん» コメントありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです(TT)！お読みいただきありがとうございました！！ (2020年1月21日 21時) (
レス) id: 5e380d9365 (このIDを非表示/違反報告)
チェリー - 涙が止まらないほどすごく感動しました！ (2020年1月17日 1時) (レス) id: b33ac076fe (このIDを非表示/違反報告)
∞ゆず丸∞(プロフ) - 亮ちゃんさん» いつも最後の終わり方が分からずに悩んでしまうので、"最高"と言っていただけてとても嬉しいし安心しました(T-T)!!最後までお読みいただき、ありがとうございました！！ (2019年3月15日 21時) (レス) id: 5e380d9365 (このIDを非表示/違反報告)
∞ゆず丸∞(プロフ) - めぐもんさん» 泣いてくれたんですか(´；ω；`)"素敵な作品"と言っていただけて、とても嬉しいです！最後までお付き合いいただき、ありがとうございました！！ (2019年3月15日 21時) (レス) id: 5e380d9365 (このIDを非表示/違反報告)
∞ゆず丸∞(プロフ) - せつさん» こちらのお返事遅くなってごめんなさい(;´д｀)Twitterのフォローありがとうございました！ (2019年3月15日 21時) (レス) id: 5e380d9365 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：∞ゆず丸∞
| 作成日時：2019年1月13日 23時
