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あなたside
閉まったオペ室の扉を
心配そうに見つめるAちゃん。
安「あとはおーくらに任せれば
大丈夫やって！ほら、戻ろっ？」
「…っ…はい…」
行きはベッドを押してたけど、
帰りは何もないから並んで歩く。
安「凛ちゃんの励まし方、上手やった。
俺やったらあかんかったかもしれへん。
さすがやね、Aちゃん^^」
「いえ、そんな…っ
私は何もしてないです。」
安「そんなことないよ。
少なくとも凛ちゃんにとっては
Aちゃんの存在や言葉が
心強かったはずやで？」
「そうでしょうか…」
…本人はたぶん気付いてへんけど、
ここ最近のAちゃんの成長は著しい。
あと足りないもんといえば、"自信"かな…。
安「…俺、ほんまはな？
オペ室に遅れそうって連絡入れたとき、
おーくらに病棟来てもらおうと思ったんよ。」
「…はい。」
安「そしたらな？おーくらが
凛ちゃんの担当は鈴原やから
アイツに任せとったらええねん、って
自信たっぷりに言うねん。
この一瞬、誰よりも鈴原が
凛ちゃんに寄り添ってきたんやからって。」
「…っ……」
安「お前もあんまり口出しせんと
少し見守ってあげたら？
って言われてもーた(笑)」
「大倉先生が、そんなこと…」
安「…気付いてへんかもしれへんけど、
もうAちゃんはとっくに
患者さんからもスタッフからも
信頼される看護師になっとるよ。
やから、もっと自信持って？」
「……っ………ｸﾞｽｯ…(泣)」
安「えぇっ！ちょおっ！
なんで泣くんよ〜(汗」
「だって…ｸﾞｽｯ…
そんなこと言ってもらえるなんて
思ってなかったから…っ…(泣)」
病棟に向かう
エレベーターホールのど真ん中。
俺がいじめたみたいになっとるやん…(笑)
安「…ほらっ！
患者さんは凛ちゃんだけやないからね。
凛ちゃんのオペが終わる前に
やらなあかんことぎょうさんあるで〜？」
「ｸﾞｽｯ…っ…はい…！」
安「ふふ…そうそう、笑顔笑顔！」
それから病棟に戻って。
凛ちゃんのオペの様子が気になりつつも
他の患者さんのとこにも行かなあかんから…
何かあったらオペ室から連絡来るはずやし、
連絡がないってことは順調ってことや。
おーくらが執刀する限り大丈夫やと思うけど
何事もなく無事に終わりますように…
と祈らずにはいれへんかった。
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∞ゆず丸∞(プロフ) - チェリーさん» コメントありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです(TT)！お読みいただきありがとうございました！！ (2020年1月21日 21時) (
レス) id: 5e380d9365 (このIDを非表示/違反報告)
チェリー - 涙が止まらないほどすごく感動しました！ (2020年1月17日 1時) (レス) id: b33ac076fe (このIDを非表示/違反報告)
∞ゆず丸∞(プロフ) - 亮ちゃんさん» いつも最後の終わり方が分からずに悩んでしまうので、"最高"と言っていただけてとても嬉しいし安心しました(T-T)!!最後までお読みいただき、ありがとうございました！！ (2019年3月15日 21時) (レス) id: 5e380d9365 (このIDを非表示/違反報告)
∞ゆず丸∞(プロフ) - めぐもんさん» 泣いてくれたんですか(´；ω；`)"素敵な作品"と言っていただけて、とても嬉しいです！最後までお付き合いいただき、ありがとうございました！！ (2019年3月15日 21時) (レス) id: 5e380d9365 (このIDを非表示/違反報告)
∞ゆず丸∞(プロフ) - せつさん» こちらのお返事遅くなってごめんなさい(;´д｀)Twitterのフォローありがとうございました！ (2019年3月15日 21時) (レス) id: 5e380d9365 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：∞ゆず丸∞
| 作成日時：2019年1月13日 23時
