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「お疲れ様です〜。
研修の交通費お願いします！」
「はーい。」
11月も半ばに近づき、また残業が続く。
私と課長と総務課が何人か残るこのフロアに
元気にやって来たのは、営業部1年目の小瀧望くん。
彼もまた、関西出身でイケメン。
新人研修中に何人もの同期に告白された、
なんて噂になる意味有名人だ。
同じ営業部のシゲ先輩や桐山先輩とは
営業部門が違うみたいで、
まだそんなに親しくないらしい。
私と小瀧くんとの関わりも仕事絡みのみだ。
「また印鑑打ってない！」
「え、どこです？」
「切符には割印してってあれだけ…」
「あー！せやったせやった。」
「これでええですか？？」
「うん、オッケー！申請しときます。」
「ありがとうございます！
Aさんって彼氏おりますやろ？」
「へ？」
「え、違うんですか？」
突然小瀧くん爆弾を投下する。
今このフロア、ほかの人もいるんだけど…。
課長は嬉しそうにニヤニヤしてるし。
「いないから！」
「えーじゃあ俺の見間違いなん？」
「小瀧くんちょっと良い？？」
「はいはーい」
残業中の静かなフロアで爆弾投下を続ける
小瀧くんを、耐えきれずに連れ出す。
彼は、何を見たのだろうか。
「何か飲む？」
「んーじゃあコーヒーで！」
何故私が奢ってあげなきゃいけないのだろう。
言い出したのも連れ出したのも私だけど。
「Aさんの彼氏って、
制作のエースの神山さんやろ？？」
「…………。」
「当たりやん。笑」
嬉しそうに笑う小瀧くん。
完全に弱みを握られてしまった。
「どこで見たの？」
「人生でどれだけ徳積めば日向楓と付き合えるん？」
「未来館にいたの？」
「たまたまっすよ？」
「そっか。」
誰も着いて来てないと思ったんだけどな。
こんなに背の高い小瀧くんを見つけられなかったなんて。
「みんなに言わないで、とか言わへんの？」
「…………。」
「じゃあさ、残業終わったらご飯行きましょうよ！
もちろんA先輩のおごりで！！」
「え…」
「終わったら駅前のラーメン屋で待っとります！」
嵐のような男だ…。
何を考えてるか分からなくて、対応が難しい。
とりあえずともくんには、
後輩と食事に行くと伝えておこう。
そして早く仕事を終わらせて、
早くラーメン食べて、早く帰ろう。
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アリス(プロフ) - はじめまして、読ませていただきました。まだwest事を知ったばかりなのです出来れば名前のとこメンバーカラーじゃなくて名前にしていただけると混乱せずに読めます。すいません (2020年2月1日 6時) (
レス) id: c378339859 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - さーさん» さー様 応援ありがとうございます^_^そう言っていただけて嬉しいです！そろそろお話がいっぱいになって移行しますが、移行後もよろしくお願いします！ (2019年10月31日 23時) (レス) id: cd601f5f37 (このIDを非表示/違反報告)
さー - いつも楽しみに読んでいます！応援しています！今回もニヤニヤしつつ、感動しつつ読ませて頂きました。無理せず体調第1に考えてくださいね！ (2019年10月30日 21時) (レス) id: 716768484e (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - なつきさん» なつき様 心配して頂きありがとうございます（ ; ; ）体調は無事良くなったのでこれからもマイペースで頑張ります！いつもほんとありがとうございます！ (2019年10月28日 23時) (レス) id: cd601f5f37 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - あやかさん» あやか様 ありがとうございます(o^^o)待っていてくれていたなんてとても嬉しいです！これからもよろしくお願いします！ (2019年10月28日 23時) (レス) id: cd601f5f37 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆい | 作成日時：2019年8月12日 9時
