完璧彼氏ちょんゆの

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2人でパークをぶらぶらして彼が乗れそうなのに乗って、



そのあとハリーポッターのエリアに来た







『どう？スパイダーマン乗れたからあれも乗れそうなんじゃない？』




「…がんばるわ、(笑)」





ジェットコースターじゃないアトラクションがあったからそれなら乗れるのではないか、ということで見に行ってみるけど列がとてつもなく長い




待ち時間は、300分なんて……待てるわけない








『混んでるし、やめとこっか』




そう言って別の場所に行こうとした瞬間、




……ああ、なんでこんな場所でも会ってしまうの







YN「え……、A…？」





会いたくなかった


とっさに一緒に来ていた彼と離れてしまった


今の彼氏は紛れもなく隣にいる彼だというのに






『………ユノ…、』




すぐにあの頃の楽しい思い出が蘇ってくるだなんて


あんなひどい振られ方したのに








それから彼の言葉で正気に帰ってユノたちと別れた



ウヨンくんとミンギくんと３人で来たのかな



……ってもうこんなの考えなくていいじゃん







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それから会うことはなくて、夜ごはんもパークで食べて楽しんでからホテルに戻った







『私飲み物買ってこようかな〜

一緒に行く？』




部屋についてから冷えた飲み物がないことに気づいた


下の階にあったコンビニならまだあいているだろう






「んー俺は面倒だからパスで。コーラかなにか買ってきて」



『…あ、うん』
　




一緒に来てくれないのに頼みはするんだ



最近、半年以上付き合っておいてって感じだけどこんな人だったのかと気づくことが多くなった






こうやって頼むだけでついてきてくれなかったり


家で泊まった時もすぐ迫ってきたり



周りに気を遣えてないというかそんなこともあるし



気にしだすと止まらない。これも私のダメなところ








一緒にいたら私が気にしすぎなのか、私が悪いのかとなんだか自分が自分じゃなくなっていく気がする時もあって



そのたびに比較してユノを自然と思い浮かべるようになって





………やっぱりここにまで来て会いたくなかったな




ユノの故郷でも私の故郷でもなく、お互い旅行先で出会うだなんて。









『じゃあ買ってくるね』




「んーよろしく〜」






財布とスマホだけ持って部屋を出た

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