レモン色の甘い恋*

Yuta side* ページ37

家に帰って

宏兄のとこ直行







「A帰り際になんて言ったの？」









宏「内緒」









「はぁ！？

宏兄まで、んな事言うのかよ」









宏「聞きたい？」









「当たり前」









宏「アクセサリーショップで

働きたいって

お前のだぁーいすきな

Aちゃんが」









からかいはシカト









「それだけ？」









宏「ゆうたくんには

黙ってて〜んって」









「全っ然似てないし

そんな口調じゃないし

くんなんてつけないし」









宏兄ってものまねすると

だいたい同じなの









宏「お前はあのショップで

いいんだろ？」









「うん」









宏「じゃ、明日

両方聞いとくわ」









母「ちょっと！宏光！

あんたシャワー出しっ放し！！

いつも言ってるでしょ！！」









話してたら母さん勢いよく

割ってきた




怒る時はだいたい

名前で呼ぶ

いつも裕と宏なのに







宏「母さん、裕太だよそれ」









母「裕太なわけないでしょ！

今帰ってきたんだから！！」









宏「はははは

ごめんごめん気を付けるって」









母「裕、あんたも早く入っちゃって」









「うん」







宏兄から離れようとしたら









宏「一緒に働くと裕太に迷惑

かけちゃうからなんだって

振られずにすんで良かったな」









特に答えず風呂場向かった

ちょっとだけわかってたけど

でも実際そうと聞いたら嬉しくて





てゆうか

迷惑かけろよ

そう言ってやりたい位なのに






でもそれがAなの

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