レモン色の甘い恋*

Yuta side* ページ33

Aと一緒に帰る

要とガヤはバイトだって

要、結局ガヤんとこで

なんだかんだ働きに

行ってる









「そんなしょぼくれんなって」









『しょぼくれてないよ』









「宏兄に俺、紹介して

もらうけど、A俺ん家来る？」









『宏兄いいって？』









「Aの為ならってさ」









『宏兄って優しいね』









「Aにはな」









『裕太も優しいじゃん』









ふふふって

笑ってんの






俺が好きなの

知っててそんな事言うなら





小悪魔だよ

本当、Aはさ









『裕太ん家久しぶりだなぁ』









「宏兄も母さんも

A来るとうるさいからな」








自転車乗らないって

なんでか一点張りするからさ

押しながら2人で歩いて

家へ向かった









「ただいま」









母「裕、おかえり

あらAちゃん連れてきたの？」









「うん、宏兄いつ帰ってくる？」









母「もうちょっとしたら

帰ってくるんじゃない？」









『お久しぶりです

お邪魔します』









母「Aちゃん

ちょっと見ないだけで

綺麗なっちゃって」









『いえ…』









母「Aちゃんの大好きな

紅茶いれるから待っててね」







手握り合っちゃって

相変わらず仲いいの

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