レモン色の甘い恋*

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『要、今日予定あるの？』









要「あ、うんお母さんと買い物」









『そっかぁ…』









要「A、明日は？」









『ない！！』









要「じゃあ明日、駅前に出来た

クレープ食べに行かない？」









『うん、うん！行く』









要「じゃあ明日ね」









明日は要とクレープ

それだけで

今、楽しい






お父さんに

お小遣いもらおっ







るんるんで

今日は真っ直ぐ帰る








藤「スキップぎこちないけど

下手くそ」









たいちゃんに見られてた









『えっ…えっと…今のは…』









藤「いい事あったの？」









『明日、要と

クレープ食べに行くの』









藤「それだけ？」









『えっ、うん…？』









ぷはって笑われたのに

たいちゃん優しい顔した




この顔好きなんだ









藤「良かったじゃん」









『うん、そういえば裕太は？』









藤「ん？玉？

なんか今日いきなり

宏兄に頼まれたもん

買ってなかったって青ざめて

帰りのホームルームも聞かずに

そーっと帰ってったよ」









『…そっか』









藤「寂しいの？」









『せっかくたいちゃん居るから

裕太も居れば三人揃ったのにって』









藤「はは、そっか

じゃあ俺バイト行くからさ

気を付けて帰れよ」









『うん、また明日電話するね』









たいちゃん、よく

私の頭ポンってしてくれる

また三人で一緒に居たいなって

思ったのは本心


だってたいちゃん

途中から私と裕太が一緒に居ると

他の女友達と居るんだもん



なんか昔から仲いいからって

いつまでも一緒に居ると思うなよオーラ



でも今みたいに2人だと

昔と変わらない優しいたいちゃん

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