五十四話 ページ21
「え、えっと…」
訳はもちろん知っているのだが、本人達に聞かないと怒ろうにも怒れないでしょ？
おどおどしながらも説明をするツナ。
「…ふーん。だいたいわかりましたー。まず、山本！」
そういい、山本の頭すれすれに木刀を降り下ろすと、顔が青ざめた。ついでに、ツナは、ひぃぃぃい、と情けない悲鳴をあげている。
「わ、悪かったのな！」
「当たり前ですー。上からふたりが落ちてきたとき、どんだけビックリしたと思ってんですかー！！
…この野球バカが、もうっ、絶対こんなことしないでくださいー！！」
泣きそうになりながらも怒鳴りつけると、驚いたような顔をして、
「…本当に、悪かったのな。」
と、、本気で反省しているようなので、これぐらいにしておこう。
…この展開を知っていたとはいえ、ふたりが落ちてきたときはどうしょうもない不安におそわれて。
何もできなかったことを悔いた。
「次…ツナ！」
「は、はいっ！」
木刀をひゅんっ、と横にふって、今度はツナの首、ギリギリで近づける。
「ひっ。」
「ツナも無理しすぎですー！そんなに体強くないんですから、もうちょっと考えて行動してくださいー！！」
「で、でも、落ちたのは事故と言うか…」
「言い訳無用！」
「はい！ごめんなさい何でもないですっ！！」
涙目で土下座しだしたツナ。
え、そんなに怖かった？
「…はぁ。もういいですから、ほら。」
溜め息をつきながら手を差し出す。
ツナを立ち上がらせたところで、山本に例の資料を渡した。
「…A、これ…！」
「野球のポイント、まとめてくるっていったじゃないですかー。」
「………！！ホントにありがとうなのな！A！！」
嬉しそうに笑う山本の顔に、肩の力が抜けた。
…………あれ、何で地面が見えるんだ…………？
「っA！？おい、大丈夫か！？」
「A！！どどど、どーしよー！？」
ツナ達の慌てる声を最後に、僕は意識を手放した。
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夢@雲雀さんのムスッがかわいすぎてヤバイ(プロフ) - seraさん» ありがとうございます！ (2018年11月20日 17時) (
レス) id: be5de4e45a (このIDを非表示/違反報告)
sera(プロフ) - アドバイス、夢さんのボードの方に書かせて頂くのでよろしければそちらを見てください。 (2018年11月19日 19時) (レス) id: 28f01b04a4 (このIDを非表示/違反報告)
夢@雲雀さんのムスッがかわいすぎてヤバイ(プロフ) - 弥生さん» ありがとう！！今回はハロウィンのに比べて糖度低めになると思うけど完結は約束するぜ！！ (2018年11月11日 22時) (レス) id: a76610752b (このIDを非表示/違反報告)
弥生(プロフ) - ポッキー!!!頭のなかで二人の光景が思い浮かんでさらに爆笑していた(ﾟ∀ﾟ≡ﾟ∀ﾟ)夢ちゃん頑張ってね(*´∀｀*) (2018年11月11日 18時) (レス) id: 6f48ec4925 (このIDを非表示/違反報告)
夢@雲雀さんのムスッがかわいすぎてヤバイ(プロフ) - 美香さん» フラグついたのはこちらだけなのでおそらく違うと思われます。コメントありがとうございます！！ (2018年11月8日 22時) (レス) id: a76610752b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夢@雲雀さんのムスッがかわいすぎてヤバイ | 作成日時：2018年10月14日 8時
