四十八話 ページ15
「うっわ……。根津ヒッデェ…。0点かよ……。」
「でも、ダメツナが元々86点だなんて…確かにあり得なくない？」
「だよな…まさかマジでカンニングしてたとか？」
「…お言葉ですがせんせーい。」
もう我慢できない。
僕はガタンと音をたてながら勢いよく立ち上がると、泣きそうになりながら自席に戻っていくツナの頭をくしゃり、と優しく撫でてから教卓の前まで行った。
「……A…。」
「次は…ああそうか、虹野だったな。いつも通り、満点だ。」
僕の言葉がきこえていなかったのか、そんなことを言いながら差しだしてくるテストを受け取らず、背中にかけた木刀を気持ちを落ち着ける為に手に持つと、根津の顔色が変わった。
「なっ…！！何をする気だ虹野！」
「あくまで仮定の話ですがー、証拠も根拠もないのに、言いがかりで大切な友達を傷つけられたとしましょー。」
そこで一旦言葉をきり、木刀を根津の顔すれすれの位置に突きだした。
「ひっ…。」
「しかも相手は本当は五流大卒なのに学歴詐欺でエリートで通している、クズ教師と来ましたー。これ、ぼこぼこにするくらいじゃ気がすまないんですけど、どうしたらいいですかねー？」
「なっ…！？に、虹野、早く席に戻れ！！授業が進まんだろう！」
顔を青ざめさせ、慌てながらそういう根津を、席に戻らずに、じっと睨みつける。
ガラッ
突然、教室のドアが開く音がして、堂々とした態度で獄寺が入ってきた。
…よく咬み殺されなかったな。
「獄寺君…。」
その獄寺に救われたように急に大きな声を出し、
「コラ！遅刻だぞ！！今ごろ登校してくるとはどういうつもりだ！！」
「ああ！？」
「う…っ。」
ナイス獄寺！
「やっぱこえーよ、あいつ…。」
「先パイ達をしめ返したって話だぜ。」
「(他人のフリ他人のフリ…。き…来た？)」
「おはよーございます、10代目！！」
「おはよーございますー、獄寺ー。」
「るっせ。てめーには挨拶してねーんだよ。」
態度の差がひどい。
でもそんなツンデレなとこも好きだよ！
「なっ、どーなってんだ！？」
「いつの間に友達に？」
「いや…きっとツナが獄寺の舎弟になったんだよ。」
「つか虹野さんともなんか親しげだし…。」
「い…いや、違うんだよ…。(ただでさえ目ぇつけられてるのに、不良と知り合いだと思われたら最低だーっ。)」
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夢@雲雀さんのムスッがかわいすぎてヤバイ(プロフ) - seraさん» ありがとうございます！ (2018年11月20日 17時) (
レス) id: be5de4e45a (このIDを非表示/違反報告)
sera(プロフ) - アドバイス、夢さんのボードの方に書かせて頂くのでよろしければそちらを見てください。 (2018年11月19日 19時) (レス) id: 28f01b04a4 (このIDを非表示/違反報告)
夢@雲雀さんのムスッがかわいすぎてヤバイ(プロフ) - 弥生さん» ありがとう！！今回はハロウィンのに比べて糖度低めになると思うけど完結は約束するぜ！！ (2018年11月11日 22時) (レス) id: a76610752b (このIDを非表示/違反報告)
弥生(プロフ) - ポッキー!!!頭のなかで二人の光景が思い浮かんでさらに爆笑していた(ﾟ∀ﾟ≡ﾟ∀ﾟ)夢ちゃん頑張ってね(*´∀｀*) (2018年11月11日 18時) (レス) id: 6f48ec4925 (このIDを非表示/違反報告)
夢@雲雀さんのムスッがかわいすぎてヤバイ(プロフ) - 美香さん» フラグついたのはこちらだけなのでおそらく違うと思われます。コメントありがとうございます！！ (2018年11月8日 22時) (レス) id: a76610752b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夢@雲雀さんのムスッがかわいすぎてヤバイ | 作成日時：2018年10月14日 8時
