三十九話 ページ5
「おーい、あんた、不法侵入者ですかー？」
「…あ"ぁ"？誰だ、てめー。」
「いや、それ僕のセリフなんですけどー。まあ僕は、並盛中風紀委員、虹野Aっていいますー。んで、名乗ったんだからあんたの名前も教えてくださいよー。」
下手に名前言っちゃっても困るし……いや、困るか？風紀委員の仕事の時、そんな書類来たって言えば誤魔化せね？
ま、いっか。
「ちっ…獄寺隼人だ…。明日からここに通うことになってる。」
ごめん知ってた。
「ふーん。球技大会見に来たなら、叩��って見てもいいですよー。僕が許可しますー。」
「…てめーになんの権利があるんだよ。」
あ、今バカにしたな！ちょっとバカにしたよな！？
「なんだコイツ。これでも僕、この学校の中では結構偉い方だと思うんですけどー。」
「はっ、そうかよ。まあオレはここで見てるから別にいい。お前、戻んなくていいのか？」
こいつ信じてねーな。
まあいいや、いずれ嫌でもわかる日がくるでしょ。
というか、
「ちゃんと名乗ったのに、お前、なんて失礼ですねー。次会った時はちゃんとAって呼んでくださいねー、…隼人。」
…そしてそのまま言い逃げした。
え、だってごっきゅん、初対面の奴にいきなり名前で呼ばれたりしたら怒りそうじゃん？まあ、わざとというか、からかい半分でもあったんだけどね♪
あ、そういえばタバコ吸ってたのに注意すんの忘れた。
「な…なんだアイツ。」
ポロリ、とくわえていたタバコを地面に落とす。
Aが立ち去った後、獄寺がAに最後に少し微笑まれたことと、女子に名前呼びにされたことで、照れて顔を真っ赤にしていたことに、誰も気づいてはいなかった。
試合場所に戻ってすぐ。不意に体育館の中がより一層騒がしくなった。
「よ！強力助っ人の登場だ！！」
「ったくじらしやがって！」
「ファイトツナ！！」
…ああ、ツナが来たのか。
「(すんごい期待されてるー。)」
ツナが冷や汗かいてることに誰か気づいてあげようよ。
「待ってたぜツナ。」
「すさまじいやつ見せてくれ。」
「ウルトラCをな。」
「期待してますよー。」
ってかウルトラCって何？
「ハハハハハハ…。(ヤバイ！ヤバすぎる！ここから消えてしまいたい。)」
ピッ
「試合開始！！」
合図の笛の音が響き、試合が始まった。
バシッ
ギュルルルルル
ズム！
「んがっ。」
「ほっ。」
「……！！！(やっぱダメだー！…Aのおかげで助かったー！！)」
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夢@雲雀さんのムスッがかわいすぎてヤバイ(プロフ) - seraさん» ありがとうございます！ (2018年11月20日 17時) (
レス) id: be5de4e45a (このIDを非表示/違反報告)
sera(プロフ) - アドバイス、夢さんのボードの方に書かせて頂くのでよろしければそちらを見てください。 (2018年11月19日 19時) (レス) id: 28f01b04a4 (このIDを非表示/違反報告)
夢@雲雀さんのムスッがかわいすぎてヤバイ(プロフ) - 弥生さん» ありがとう！！今回はハロウィンのに比べて糖度低めになると思うけど完結は約束するぜ！！ (2018年11月11日 22時) (レス) id: a76610752b (このIDを非表示/違反報告)
弥生(プロフ) - ポッキー!!!頭のなかで二人の光景が思い浮かんでさらに爆笑していた(ﾟ∀ﾟ≡ﾟ∀ﾟ)夢ちゃん頑張ってね(*´∀｀*) (2018年11月11日 18時) (レス) id: 6f48ec4925 (このIDを非表示/違反報告)
夢@雲雀さんのムスッがかわいすぎてヤバイ(プロフ) - 美香さん» フラグついたのはこちらだけなのでおそらく違うと思われます。コメントありがとうございます！！ (2018年11月8日 22時) (レス) id: a76610752b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夢@雲雀さんのムスッがかわいすぎてヤバイ | 作成日時：2018年10月14日 8時
