哀と愛

痛いとは ページ5

今はお昼。大食堂で適当にご飯選んで(？)机に置く。



『……………………』




ラギー「…食べないんスか？」



『えっ……ああ……いや、いただきます…』


ラギー「……」



うん



味、薄いな



食べれないほどの薄さではないし、問題はない



ラギー「…A。」



『え？』


ラギーが顔を青くして私の手を見た


ラギー「血だらけじゃないっスか！！！」


『…うわ』




全然気づかなかった…けど、これは昔からだ。いつの間にか手が血だらけになってたり、怪我してることが多かった




一度、エースに言われたことあった



「それ、痛くねぇの？」


って。


痛いって言葉はよく耳にしていた。


小さい子が転んだ時、喧嘩している時とか



よく「痛い！」と訴えるように言っている。それがずっとよく分からなかった



『これくらい大丈夫だよ。』



ラギー「いやどこがっスか！？早く消毒しないと！」


『いや、いいよ』



ラギー「よくないっスから！！！！」




無理矢理ラギーに消毒された私であった。




…おまけに包帯くるくるされたし。血が出ないように気をつけないと



どうやって気をつけるのか分からないけど

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