シンデレラ・ストーリー【13】

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日「…っ//」




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顔を真っ赤にして



気まずそうに、下を向いた日向ちゃん







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あ「…嘘でしょ…？」





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それなら私は



今まで、どれほど日向ちゃんを傷つけた？





どれほど




日向ちゃんを惨めにさせた？









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あ「なんで…言ってくれなかったの？」








日「だから違うって…」








あ「なんで言ってくれなかったのっ!!!」




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どうして？




どうして言ってくれなかったの？







日向ちゃんが言ってくれていたら





私は…






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日「言えるわけねぇだろ!!!」









私たちしかいない


静かな教室の中で






大きな声をだした日向ちゃん







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日「Aのことが…大切だから…!!!」





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あ「…え？」





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日「Aと…

こんな風になりたくなかったんだよ!!!」









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あ「なにそれ…」



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意味がわからない





どうして日向ちゃんは





自分じゃなくて、他人を取るのか





どうしてそんなに





優しいのか。











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あ「…日向ちゃ…」





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どうして私は



日向ちゃんの異変に




気付いてあげれなかったのかな







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あ「…ご…め…」




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日「謝んなよ」




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あ「ごめ…っ」




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日「謝るなって言ってんだよ!!!」









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私が悩んでいた時は



誰よりも早く助けてくれて





誰よりも私を



笑顔にしてくれた









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あ「…ごめっ…なさ…!!!」




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ずっとずっとずっと






日向ちゃんは私のことを




想ってくれてた









自分の幸せよりも





私の幸せを






望んでくれていた









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あ「…ごめんなさいっ…!!!!」









ねぇ、私はどうすればいい？









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もうこれ以上








日「…っ」




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あなたを傷つけたくないの








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