兎を追う子供 ページ4
・
「
「はい!」
一人の子供の言葉に反応し、傀‥‥‥のちの松陽は飛び出る。
その小さな手をかすめた毛玉は、傀の転倒とほぼ同時に傀の頭に乗る。
「あっ!」
「傀!」
毛玉は松陽の頭から背、地面へと飛び降り、深い森の中に入った。
松陽「すみません‥‥‥。私のせいで、兎を逃してしまいました。」
「気にすんなよ、それより、怪我はねぇか?」
「ありません。ありがとうございます。」
差し伸べられた手を掴みながら、傀は立ち上がる。
ついた土をパタパタとはたいていると、こんな言葉が投げかけられた。
「なら良かった。けどよォ、どうする?狩の練習だー!とか言われて急にこんな森の中に入れられてよォ。何かしら一匹でも捕まえなきゃ、とうちゃんのおっかねぇ拳骨が‥‥‥。」
顔を青ざめる彼に、会は苦笑いを浮かべながらそう答えた。
「それは嫌ですね‥‥‥。もう少し粘って、日がくれたら潔く拳骨受けに行きましょうか。」
「何でお前はそんな達観してんだよ‥‥‥。」
「生まれつきですよ、しょうがないです。」
そう言うと、傀はニコリと屈託のない子供らしい無邪気な笑顔を浮かべた。
ーーーーーーー
傀は、作中にもあるように松陽の昔の名前でっち上げです。
自分で決めたい場合、コメント欄にてお教えください。そう設定するんで。
あと、題名が某映画とすっごい似てごめんなさい。
気づかなかったんです。直す気もないですけど。←
24人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
山乙女 桜(プロフ) - ぽんすさん» ありがとうございます!!‥‥‥‥作者のくせに、何で自分の範囲を分かってないんだろう‥‥‥(理由 掛け持ちをしているバカだから)本当にありがとうございます! (2018年9月19日 19時) (レス) id: c43285d175 (このIDを非表示/違反報告)
ぽんす(プロフ) - 山乙女 桜さん» まずは、のページでした。(細かい事で申し訳無いです...)楽しく読ませて頂きました。続きが楽しみです(*´ω`*) (2018年9月19日 18時) (レス) id: 2d0a9b218e (このIDを非表示/違反報告)
山乙女 桜(プロフ) - ぽんすさん» てかゴメンなさい。自分でどこにその単語入れたか忘れました。教えてください←オイ (2018年9月19日 17時) (レス) id: c43285d175 (このIDを非表示/違反報告)
山乙女 桜(プロフ) - ぽんすさん» ゲ‥‥‥。私としたことが‥‥‥。誤字の指摘、ありがとうございます! (2018年9月19日 17時) (レス) id: c43285d175 (このIDを非表示/違反報告)
ぽんす(プロフ) - 凄いどうでもいいですが、洛陽ではなく→烙陽です (2018年9月19日 14時) (レス) id: 2d0a9b218e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:山乙女 桜 | 作成日時:2018年7月22日 17時