響くは鈴の音、下駄の声。【銀魂】【神威】

其の弐 ページ4

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禿「A様！お帰りなさい！」


「はい、ただいま。今日も変わりないかい？」


幼い禿の頭を撫でると、嬉しそうに笑いながら「いつも通りだよ！」と答えた。




妓楼《彼岸ノ夢》




ワシの作った、女の女による女の為の遊郭。


無理には客を取らせない。借金はワシが支払う。行くべき場所を見据えるまで、ここで好きに生きる。


ここが行くべきだと思った者は、ここで客を取るようになる。


ワシの理想。




禿を抱き上げ、長い渡り廊下を歩く。すると、遠くから甲高い声がした。



遊女「やめてっ！やめてくださいッ！」


？「煩いなぁ‥‥‥。‥‥‥‥‥‥あんまり騒ぐと殺しちゃうぞ？」


遊女「ヒッ！！」


「‥‥‥誰だい、あいつァ」


禿「A様、鈴蘭姉々が！」


「藍乃、これからあっちに行くよ。鈴蘭を加兵衛と一緒に部屋に連れてっとくれ」


それに、コクンと禿は頷く。禿を下ろし、加兵衛のいる所に行かせた。



ーーーーーー


名前は、その時の直感でつけてるので、別にオリキャラと言うわけではないです。
もしかしたら、内容によってはオリキャラになるかもしれませんが、山桜は小説に関しては流れ主義者なので、よくわかりません。
鈴蘭は、別に原作の鈴蘭と関係ないです。

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