真選組の〝華〟と散り。【銀魂】【真選組】 (ページ16)

今日:2 hit、昨日:17 hit、合計:44,840 hit

時が重なる《ミツバ》ページ16

・

「‥‥‥‥‥ワンモアプリーズ」

ミツバ「だから、行ってください」

「何で？」
ミツバ「何でも」

「いや、だからね？私にミツバを置いてくなんて選択肢は無いんだよ。

私が行くんなら、ミツバも来てって言うよ」←長い事一緒だった妹分に対する過度な保護者感。(所謂モンペ)

ミツバ「私は行きません」

「なら私も行かない。ミツバ、私はアンタを置いてくなんて選択肢は、ハナから考えてない。

なのに、なんでアンタがその選択肢を与えて来るの？

理由を言って」

そう言うと、少し戸惑ってから、ミツバは口を開いた。

ミツバ「‥‥‥‥フラれちゃった、ので」

「‥‥‥‥‥あぁ？」

ポク、ポク、ポク、チーン。

木刀を持って、立ち上がる。

「あの馬鹿ぶっ殺してやるこの超可愛いミツバ振るとか何考えてんだアイツまじ殺す」

ミツバ「落ち着いてAちゃん！！」

必死に止められるので、渋々元の場所に戻る。

「‥‥‥‥まぁ、それがそうだとして、何で私が江戸に行くわけ？

総悟の事なら、勲がいるんだし‥‥‥」

ミツバ「私のために、行ってくれる？」

「え？」

ミツバ「私の代わりに、十四郎さんを支えてあげて欲しいんです。

わたしでは、あの人たちの隣に立てないから。

Aちゃんが、十四郎さん達を支えてあげて欲しいの」

「‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

待って、控えめに言って貴女聖母なの？目が潰れそうなんだけど」

ミツバ「ね？お願い」

「‥‥‥‥‥まぁ、いいけどさ。ミツバが良いんなら。

でも、条件」

ミツバ「条件？」

「ん、一ヶ月に一度、帰らせろ」

ーーーーーーーーーーーーー

ミツバ「結局、帰って来てくれなかったじゃ無い‥‥‥‥」

・