かっぷる＊STORY

私の彼氏/セキグチかっぷる ページ8

「ウメンディー！！！」



私の作った料理を食べて叫んでる
ガタイのいい外人さん顔負けの
ルックスの持ち主は彼氏の関口メンディー


「いや、うるさいから。近所迷惑でしょ」


メンくんと居るといちいち構ってられなくて
こんな対応になっちゃってる


「そんなに俺に冷たいの玲於とAくらいだよ」


玲於くんとはすごく気が合う
同志だねって
メンディーいじり隊なんて作っちゃって


「だってメンくんうるさいんだもん。ウメンディーとかプライベートで言わなくていいから、お願い普通にして」


「ゴメンディー！！！」


いや、絶対反省してないよね


「ねぇ、Aちゃん」

「なんですか」

「キスしたいです」


そんな私達も恋人同士なわけで
そういうこともするわけ


夕食終わりにまったりしてると
何故か正座でそんな事言うメンくん


「なんで正座なの」

「いや、なんか…なんだろ、緊張して？」


今更緊張って笑
そんな事言うメンくんが可愛くて
少し意地悪したくなって


「キスしちゃダメ」


いいって言われると思ってたのか
えって驚いてるメンくん
優しいメンくんはそれでも強引になんて事なくて
ガックリと肩を落としてる



「あたしからする」


そんなメンくんのがっしりとした肩に腕を回して
一気に距離を縮めてその唇にちゅってキス

驚きすぎて目開けたまま固まってるメンくん
口まで開いてるし笑


「ねぇ、メンくん…もっかいしたいから目閉じて？」


囁くように甘えれば秒で目を閉じるメンくんに
笑いを堪えながらも優しく口付けて
きっとメンくんが求めるもっと甘いキスもして


背中に回された逞しい腕にそっと身を委ねる



少しうるさいけど
いじり甲斐があってついいじめたくなっちゃう
愛しの彼氏

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