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着替えて来ると言う玲於を下駄箱で待つ


まさか一緒に帰る事になるなんて思ってもなくて
玲於と学校で話す事はあっても
一緒に帰ったり学校外で関わるのは初めてで
なんだかソワソワしちゃう



「Aちゃんなにしてんの?」


振り返った先には待ち人ではなく亜嵐先輩
着崩した制服がなんとも言えない色気を醸し出してる

玲於よりも…ううん、学校で1番って言うくらい
モテモテな亜嵐先輩
常に女の噂が絶えなくて
学校にも何人も彼女がいるし
年上のお金持ちのお姉さまとも
お付き合いしてるらしい


そんな亜嵐先輩は何故か私に構ってくれる

可愛いんだって
まあ妹みたいでって意味だろうけど


「おーい、Aちゃーん」


「あ、ごめんなさい!なんでしたっけ?」


「はは、Aちゃんらしいね。なにしてたの?」


「一緒に帰る友達待ってるんです」


「ふーん、友達か。その顔からすると…男の子?」


「あー…えっと、玲於を待ってるんです」


その顔ってどんな顔なんだろ?って思いながら答える
亜嵐先輩と玲於って仲良しなの


「ふーん…そうなんだ。玲於抜け駆けか」


「え?」


最後の方が聞き取れなくて
聞き返して見るけど先輩はニコニコしたまま
教えてくれない


「お待たせ…ってなにしてんの亜嵐くん」


部活を終えた玲於はジャージ姿のまま
リュックを背負って
わざとなのか少し大きめのジャージが可愛い


「俺も一緒に帰ろうかなと思って待ってた」


えっ!いつからそんな話になってたの?


「勘弁してよ亜嵐くん。空気読めってまじで」


「玲於が抜け駆けしようとするからでしょ」


「抜け駆けって…折角勇気出して誘ったんだから邪魔すんなよ」


わけのわかんない会話を2人でしてて
私は置いてけぼり


「あっ、亜嵐やっと見つけたー!玲於くんも居るー!」


そんな時に下駄箱に響いた甘い女の子の声
綺麗に巻かれた髪と下着が見えるんじゃないかって
くらいに開かれた胸元のボタン
これでもかってくらいの短いスカートのその人は
亜嵐先輩へ近づいて腕に絡みつく


まるで私は目に入ってないその人は
亜嵐先輩にベタベタしながらも玲於くんの腕に触れたりしてる



やめてよって言いたいのに言えなくて
玲於の顔も満更じゃなさそうだからムカつく

*→←*



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Ayaka(プロフ) - りみさん» にやにやにやにや( ^ω^ )りみたーん!お久しぶりーふ←死語 (2018年12月24日 23時) (レス) id: af7111a19c (このIDを非表示/違反報告)
りみ(プロフ) - にやにやにやにやにやにや(*´ω`*)あやかたんおかえりなさーい! (2018年12月24日 8時) (レス) id: 9bc97295a3 (このIDを非表示/違反報告)
Ayaka(プロフ) - 1980noさん» けんちゃんエプロン似合いそうですよねー笑 爽やかすぎる朝! (2018年9月11日 2時) (レス) id: af7111a19c (このIDを非表示/違反報告)
1980no(プロフ) - 健ちゃん優しい♪朝から幸せだぁー♪かわいいエプロン姿にご飯まで(〃艸〃) (2018年9月9日 23時) (レス) id: fb6f76b200 (このIDを非表示/違反報告)
Ayaka(プロフ) - りみさん» そうですね、あなたの気に入りの剛典氏をイメージしてみました←影響されてる (2018年9月7日 9時) (レス) id: af7111a19c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Ayaka | 作成日時:2018年1月15日 13時

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