帰還【2】 ページ45
タルタリヤ「相棒…!ごめん!本当に……ごめん…!!俺が全部悪かった!!」
彼の両腕が私を包む
タルタリヤの良い匂いがする
A「私の方こそごめんね……あの時しっかりと連絡しておけば心配かける事もなかったよね……」
タルタリヤは首を横に振る
タルタリヤ「Aは何も悪くないんだ…俺があの時冷静になれなかったから…」
タルタリヤは自分を責めるような性格じゃないのに…
A「もういいの…過ぎたことなんだから。ほら、私は元気でしょ?それで十分じゃない」
私は彼の頭を撫でる
タルタリヤ「ははっ…俺が慰められる側になるとはね…。Aも成長したんだな…」
A「ちょっと〜?それ、また私を子供扱いしてない?」
タルタリヤは笑う
タルタリヤ「本当に良かったよ。またこうして会うことができて…」
A「そうだね、私はもう会えなくなっちゃうんじゃないかと思ってた」
タルタリヤ「そんなのは絶対に嫌だね」
A「ふふっ……タルタリヤ、私のこと好きすぎじゃない?」
軽く冗談めかして言ったつもりだった
タルタリヤ「あぁ、そりゃあもちろん好きだよ。大好きさ!」
そうだった!タルタリヤには通じないんだ!
こうなったら止められない
A「わ、わかったから!私のこと好きなのはわかったからもういいよっ……!」
タルタリヤ「いいや、言い足りないね!何度でも好きって言うよ!」
このままじゃ埒が明かないし…
A「タルタリヤ!【淑女】さんのことっ!追悼するんだよね…!」
タルタリヤの動きが止まる
何とか止めることができた…
タルタリヤ「あぁ、彼女のことか…。この後に大広間でやるらしいね」
A「私は悲しいよ、【淑女】さんともっと話したかったし…」
タルタリヤの顔に暗い表情が浮かぶ
タルタリヤ「あぁ、惜しい人を失ったな…」
と……
コンコン
ドアがノックされる音がした
メンバー「【公子】様……【淑女】様の追悼の準備が整いましたので、ご参列ください」
扉の外から呼び出しが入る
タルタリヤ「わかった」
タルタリヤは部屋にある大きなロッカーから礼装を取り出した
A「そんな服あるんだ…」
タルタリヤ「Aは初めて見るかもね」
彼は素早く着替えていく
タルタリヤ「よし…A、どこかおかしなところはないか?」
着替え終わった姿を私に見せる
A(かっこいい……!)
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yyiu2371(プロフ) - ~◡◝さん» ありがとうございます!(*^_^*) (2022年9月12日 8時) (レス) id: fffcc47a13 (このIDを非表示/違反報告)
~◡◝ - 好き (2022年9月12日 1時) (レス) id: 2ae0636db6 (このIDを非表示/違反報告)
yyiu2371(プロフ) - 星空ブリキさん» そ、そんな!自分の作品をここまで褒めていただけるなんて…!応援ありがとうございます!!ヽ(`▽´)/ (2022年8月31日 19時) (レス) @page25 id: fffcc47a13 (このIDを非表示/違反報告)
星空ブリキ - スーッ………なんでこれを早く見つけなかったんだろう自分…この作品マジで大好き………………もう全力で応援させてもらいます!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! (2022年8月31日 17時) (レス) @page21 id: ea3b6f671f (このIDを非表示/違反報告)
yyiu2371(プロフ) - ボッカさん» そう言っていただけてこちらとしても嬉しい限りです!更新頑張ります😤 (2022年8月31日 6時) (レス) @page25 id: fffcc47a13 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ニoニ | 作成日時:2022年7月18日 19時