【原神】今日から私、執行官になりました。

判明する悪 ページ24

A「どういう…こと……」


【淑女】が殺されたショック、その相手が私達の知る「空」であるかもしれないという不安…様々な衝撃が私に襲いかかった


タルタリヤ「そうか……」


メンバー「【道化】様がすぐに戻られるようにと仰られております…」


タルタリヤ「わかった。すぐに戻ると伝えておいてくれ」


メンバー「ハッ！」


シュバッ！！


ファデュイのメンバーはその場から消えた


タルタリヤ「御前試合に勝った「空」はおそらく…目の前で【淑女】が「雷電将軍」に殺される様を見ていただろう…」


私は何も考えられなかった


A「………」


タルタリヤ「空に聞いてみようか…」


タルタリヤは心配しながらも私の肩を支えて空の拠点へと2人で戻った


………


〜拠点〜


タルタリヤ「空…少し付いてきてくれないか？広い場所に出よう」


空「なぜですか…？」


タルタリヤ「皆で遊びたいからさ！」


パイモン「お、おぉ！いいなそれ、オイラも遊びたいぞ！」


空「ははは！パイモンもこう言ってることですし、皆で遊びましょうか！」


〜開けた地〜


私は未だに動く気力が無かった


先程の衝撃で体にまで影響が出てしまったのか…


そんな私を心配してか、タルタリヤは隅で見ていればいいと言った


タルタリヤが空への質問を始めた


タルタリヤ「単刀直入に聞くけど、数日前にどこにいた？」


空「え…？急にどうしたんですk」


タルタリヤ「いいから答えろッッッ！！！！」


A(ビクッッッ！！)


今までに聞いたことのない怒号だった


タルタリヤは表に出さないだけで、相当な怒りを堪えていたらしかった


空「い、稲妻…ですが…」


A「う、うそ……」


これで確定した


空は敵対している「空」だった…


パイモン「な、なぁA…なんでこんなに…怒っているんだ……？」


空の横にいたパイモンは震えていた


タルタリヤ「そうか…やはりキミが「空」だったんだね…」


空「ど、どうしたんですか！？俺が何か…」


タルタリヤ「だったら話が早いね」


空「くッ？！」


ギンッッッ！！！


既に刃と刃が交じっていた


タルタリヤは一瞬にして距離を詰め、空の喉元を掻っ切ろうとした


が、空はありえないほどの速度で反応してタルタリヤの攻撃を防いだ


これが【淑女】をねじ伏せた力か…


ガンッガンッガンッ！！


刃同士が激しくぶつかり合う音が周囲に響き渡る

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