【HH×暗殺教室】ゾルディック家長女in暗殺教室

10殺目　誤解 ページ11

「改めて、A＝ゾルディックでーす。察しの通り、殺し屋やってまーす。
よろしくー！」



依頼内容と父さんの命令で、学校生活を強制されたあたしだけど、

実は結構、楽しみにしている。

だって、物心ついた時から訓練に勤しんで、今までずっと殺し屋をやってきたもの。

こうゆう、普通の学校生活を楽しむのもいつもと一味も二味も違っていい感じじゃない？

…まあ、３Eが、普通じゃないことは知ってるけども。




「Aさんの席は、後ろの、カルマ君のとなりです。」



「こっちだよー。」



後ろの方で、赤い髪のヤツがヒラヒラと手を振っている。

きっと、ソイツが『カルマ君』だ。



カルマ。業。赤羽業。

…なんて名前だ…




「よろしくAさん。君、おもしろいね。」



やけに整った顔が、あたしに向けられる。

椚ヶ丘って、美形多いのな。



「ありがと、赤羽。あたしのことは、Aでいいよ。」


「んじゃ、俺の事もカルマって呼んでよ、A。」




「そこ！授業中ですよ、私語は慎みなさい！」



数式を黒板に書いている殺せんせーが、振り返って注意してきた。


はいはい…って、メモ帳片手に何してたんだよ！



「ああ、ご心配なく。ただ、生徒の恋愛模様を記録しているだけです。
今の会話もメモしました。」


「エスパーか！ってか、あんたこそ授業中に何やってんだ！
ってか、変な誤解すんな！」




あ、何か皮膚がピンク色になった！ムカつく腹立つ殺す!!


カルマはというと、ケラケラ笑ってる。



…否定しろやコノヤロー。

見てないで助けろやコノヤロー。

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