俺は太宰治になれない

銃は何時見ても怖い ページ38

「両手を挙げて此方を見なさい」






中原中也に引きずられて入った洋館の敷地内に此方に銃を向けている敵がいた




　


じゅう？？


　



『うわあああ！！！』



　


マジ無理！！銃は慣れてないんだって！！







否、慣れてる奴も可笑しいけど！！







物騒過ぎだろマフィア！！






「あ”？丁度善いじゃねぇか。聞き込みなんてかったりぃと思ってたんだ


　口封じに来た犯人をブッ飛ばして口を割らせる方がシンプルじゃねぇか」






は、発想がヤンキーと云うかチンピラ……！！

　




何か先刻より活き活きしてない？？






え、嘘こんな状況で活き活き出来るの？？





「下がってろ、俺がボコってやる」






いやいや辞めといた方が善いって！！





抑も俺の目の前で喧嘩？を繰り広げないで！！






怖いじゃん！！






すると敵は銃を向けながら話し始めた


　



「増援部隊と思ったら子供二人とは。ポートマフィアは人手不足なのかい？」






多分そうだと思います！！






だってそうじゃなかったら戦場では否、戦場じゃなくても





行尸走肉の俺が任務に出されるはずないもん！！






先代の調査とか絶対危険伴うでしょ！！





「蘭堂？」




あ、何時の間にか話が進んでたみたいだ






『君を異能力で拘束してた人だよ……』




すると中原中也は何を思ったのか敵と距離を詰め一つの提案をした。






提案と云って善いかは謎だが内容はこうだ






先ず敵が撃ち中原中也が反撃で敵を隣町迄ブッ飛ばし






残った襲撃者も中原中也が全員ブッ飛ばし其れでお開き……






否、最初の反撃しか敵に対して利益ないじゃん！






抑も重力遣いなんだから攻撃も出来ないでしょ……

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