B級フリーの彼女は頑張りたい…けど頑張らない (ページ12)

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10話ページ12

…朝か。

なになに？

ラッドと言う名のあれか、ちびトリオン兵をとりあえず見つけてぶっ刺せばいいんだな？

あ、レーダーに映るんだ。

いいね。楽。

ほぉ、これはゲートが街に発生する原因らしい。

「1匹目見～つけた」

思ってたよりもちっちゃいな…

スコーピオンがぶっ刺さったラッドの足の先を持つ。

「お前…ほんとにゲート開く力あんの？ちっちゃいし仕組みも他のより簡単そうだし…
まぁ、人は見た目によらないじゃなくてトリオン兵は見た目によらないってことか、理解理解」

かくれんぼみたいで楽しいな、意外とこれ。

ラッドさんどこだ？

ほらほぉら見ーつけた！

「そろそろ数もいないしここらで潮時かな」

合計36匹、そこそこな数かな？

あ、最後の1匹が駆除された。

終わりだ終わりー。

これ楽しい。

こーゆう訓練できないかな。

レーダーなしで探してその数によってポイントもらえる、みたいな。

絶対楽しいよ、それ。

面白い。

もし出来たらちょっとその訓練に入り浸ろうかな。

久しぶりにランニングするかー、体力落ちてそう。

…なんかさ、体力作りにランニングしてたら警戒区域内で戦闘音聞こえるんですけど。

え、なんで？

警戒区域での意味ない戦闘って許されてないよね？え？

うーん、行くか、行かまいか。

興味はある。

ただしめんどくさくなる予感しかしない。

…好奇心が勝った。

取り敢えず換装をする。

聞こえてくるのは…駅の方からか。

駅の近くに行くのはちょっと危ないと思うんでスコープ越しに見ようかなと。

音は十分SEの影響で拾えるしね。

………まさかの三輪隊vs知らない人だったよ。

揺すり上手い。

探したらふつーに三輪隊狙撃手のお2人もいらっしゃった。

それにしてもあの黒い服っぽいの着た白髪くん強いなぁ。

でもトリガーといい勝負になってるってことはトリガー使ってるはずだし、私が把握してないボーダー隊員なんているはずがない…多分。

分かった、使ってるの黒トリガーだ。

あんな相手の技をコピーするなんて黒トリガーじゃなきゃできない気がする。

未知の黒トリガー持ちだなんて白髪くんは近界民かな。

へー、ぱっと見ふつーの人に見える。

人型近界民はほぼ人と同じなんだ。

新たな情報入手。

あ、三輪先輩緊急脱出しちゃった。

三輪先輩は硬いよな、姉が殺されたからってあんなに恨みで毎日過ごしちゃってさ。

文字でしか見てない私に言われたくはないだろうけど。