説教 ページ18
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｢来たか八百万。座れ。｣
先生の座っている前にあるソファーを指差される。
ここで反抗しても仕方がないので大人しく座る。
先生の目がギラリと輝いた。
｢……で？どういうことか説明してもらおうか。
さっきのは何だ？見たところ発作のようだったが。｣
｢……そこまで深刻なものじゃないさ。軽い息切れとか、そのくらい。｣
｢ほう？倒れそうになっていたあれが、軽い息切れだと？｣
返答に困りうぅん、と唸っていれば、前からため息が聞こえた。
｢……また病院に戻るのか？｣
｢まさか！それに手術は成功したと伝えたはずだよ。……半年は、ちょっと……軽い発作が起こるだけだから。｣
それに薬を飲めば治ると説明すれば、先生は悩む仕草をしながら話し出した。
｢ハァ……確か手術が終わったのが2月辺りたったか。それまではなるべく安静にするよう此方も心懸けなくてはいけない。
とりあえず林間合宿では居残り組に付き合ってやってくれ。｣
｢……それだけでいいの？もっと怒られるものだと思っていたけど。｣
｢なんだ、怒ってほしいのか。｣
｢一応黙っていた身だしね。それにけじめが付くものも付かなくなるだろう？｣
｢……それが分かってんなら怒られるようなことするな。ほら、さっさと行け。｣
そこを言われれば何にも言えなくなるので、ソファーから腰を上げ扉に手を掛けた。
おやすみなさいの一言を言うと、ポツリと返事が返ってきた。
×××
｢お兄様！！大丈夫ですか！？｣
濡れた髪をタオルで拭いていると、百が物凄い形相で駆け寄ってきた。
｢あぁ、しばらくは発作も起きないさ。｣
｢良かった……お兄様が辛い目に逢っているのは、もう嫌なのです……｣
｢心配を掛けたね。｣
いつものように頭を撫でると、安心したような笑顔が返ってきた。
｢むふふ〜見せつけてくれるねぇ！｣
｢もう消灯時間だよヤオモモちゃーん｣
｢あ、芦戸さん、葉隠さん！｣
腕時計を見れば確かに消灯時間間近だった。
もうそんな時間か。
｢明日も早いからね。もう休んだ方がいいよ。｣
｢はい、おやすみなさい。｣
｢おやすみなさーい！｣
手を振ると、元気よく手を振り替えされた。
やっぱり今年の一年生は面白いな。個性も、性格も。
｢あ、勝己くん！部屋まで一緒に行こうよ。｣
｢はァ！？来んな！｣
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
意味が分からないんですがお気に入り数が1000を越えました。驚きすぎて声出ました。頑張ります。
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なほ(プロフ) - この作品とっても面白いのに終わりは悲しい...！！いつかまた更新されることを祈ります！！ (2022年8月22日 2時) (
レス) @page37 id: e03e668129 (このIDを非表示/違反報告)
やまは(プロフ) - 続きがとても気になります…！更新される日を待ってます！！ (2022年4月2日 18時) (レス) @page37 id: d3221d33a6 (このIDを非表示/違反報告)
海月 - 報告のラグドールがグラドールになってますよ (2021年10月12日 17時) (レス) @page25 id: 529b7db5a1 (このIDを非表示/違反報告)
ﾗｲｱ@liar_onlooker - お、終わり…ですか…?('°'`) (2021年1月5日 11時) (レス) id: b78cc7195a (このIDを非表示/違反報告)
ゆいな(プロフ) - 八百万ちゃんかわいいよねー (2020年8月14日 18時) (レス) id: ec54d11116 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：小林 x他1人 | 作成日時：2018年8月11日 3時
