36話 ページ39
本当なら、リリー達とゆったりするつもりだったが
セブルスが可哀想に見えてきたので
リリー達とは、食べ終わってから別れて
セブルスの元に向かった
『セブルス』
セブルス「なんだ」
『私さ、シリウスの事好きなんだけど、どう思う？』
隠すのは気が引けたので、もう言う事にした
セブルス「は？シリウス・ブラックをか？」
『そう、シリウス・ブラック』
セブルス「お前は…いや、変わった趣味をお持ちで」
『なんて言おうとしたのよ』
セブルス「お前の神経を疑う」
『神経ね〜』
セブルス「…よく、言おうと思ったな」
『隠す方がいやでしょ？』
セブルス「…まぁ、それはそうだが」
『だからと言って、好きとか言われても…って感じね』
セブルス「ごもっともで」
『意外に何も言わないのね、もっとなんであんなやつ！とか言ってくると思ったのに』
セブルス「言って欲しかったか？」
『言ってほしくはなかった』
セブルス「言ったところで、お前が機嫌を損ねて面倒になるだけだ、それに…好きになった人を否定するほど酷い人間ではない」
『そうだね、ありがとう。ところでセブルス、突然なんだけどちょっとついて来てくれない？』
セブルス「…手短にな」
『うん、善処する』
そう言ってセブルスを連れて来たのは、禁じられた森
どうしても、私はこの禁じられた森に入ってみたかった
ここには、魔法動物がいる
会ってみたい
セブルス「ここに入る気なのか」
『そう、その通り』
セブルス「バカなのか？お前は」
『バカなのかもしれないね』
セブルスは思った
コイツは本当にバカになってしまったのではないかと
セブルス「帰るぞ…なんだその目は」
『お願い』
セブルス「禁じられた森で何をするんだ」
『ニフラー探し、ユニコーンにも会いたい』
セブルス「…ダメだ」
『いいじゃない、授業で入るんだし』
セブルス「勝手に行ってこい、知らないぞ」
『いいわよ、もう』
セブルスは帰って行き
私は森に入って行った
ダメなことをするってワクワクするよね
ニフラー探しとか言ったけど、ここにいるのか分かんないし
とりあえず、巣を探そう
とりあえず、ホグズミートに行った時に買った
キラキラしたネックレスを持ってきたので
手に持って探す
禁じられた森は、昼でも曇っているので薄暗くシーンとしている
たまに、草が揺れたり何かの鳴き声が聞こえてくる
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作者名：ユイ | 作成日時：2021年12月3日 23時
