楽しき日々に祝福を (ページ19)

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16話ページ19

『はぁ…』

今日は休日、Aは早めに起きて人が少ない大広間で

朝食をとっていた

『今日も、勉強しようかな…でもなぁ〜』

そう言えば、3階の女子トイレに行った事ない…

暇だし、行こ

女子トイレ

ここかな…？ここだ！

マートル「誰か来たの？…」

『あ、貴方が嘆きのマートル？』

正直言おう

びっくりした〜

マートル「そう、私がマートルよ？…何しに来たの！」

『いや、何かしに来たわけじゃないけれど…暇だから話し相手になってくれない？』

マートル「へ〜、良いわよ？」

マートルとは沢山話して仲良くなれた！…のかな？

あの子は仲良いとか悪いとかそう言うのあるのかな？

あの日から暇な時は話に行っていた

そして今日は、5年生最後の日

本を返しに行った帰り、廊下を歩いていると

先の方に、見知った黒い髪の男の子がいた

セブルスだ

『驚かそ〜と』

気配を消して、ゆっくりゆっくり近づいて…

『わっ！！っとっと、ぎゃっ！』

セブルス「っ！おい！」

驚かそうと思ったら、勢い余ってバランスを崩し

倒れそうになってしまった

セブルス「はぁ、全く何をやってるんだ」

『だって…セブルスを驚かせてみたいな〜て思って』

セブルス「5年生にもなって何をしてるんだ！」

『そんなに怒らなくても…よいしょっと、ありがとう』

セブルス「…別に良い」

『ツンデレ…』

セブルス「違う」

『ツンツンツンツンデレって感じ？』

セブルス「…チッ」

『わー怖ーい』棒

セブルス「良い加減にしろ、お前といるとイライラする」

『ごめんね、自覚ある…これから気をつけるから！歩く速さ速くするのやめて！』

セブルスと別れて、校内を散歩する

『今、1番会いたくなかった人たちなんだけど…』

歩いていると、前からジェームズ達が歩いてきたのだ

変な感じで別れたからすごく気まずい

もう少しですれ違う

私は見ないようにして、気付かないふりをしている

あっちも、話していて気付いていない

もう少し…もう少し…

シリウス「あ、A」

話しかけられちゃった〜！！

どうしよう、どんなふうに話せば良い？

聞こえないふりしよ

シリウス「んだよ、無視か？」

リーマス「きっと、気付いてないだけだよ」

ジェームズ「良いよ、無視しておけば。そうすれば〜、僕とリリーの…」

シリウス「お前は黙ってろ」

ジェームズ「今ので聞こえないなんて、Aはおばあちゃんなんじゃないかな」

おっと？