まだ続いていた私の初恋。8【名前変換オリジナル】

☆325　成長。　 ページ31

そして、アーモンドや刻んだチョコレート…その他材料を準備して。


姫華「じゃあ…作りますよぉ〜?」

A「う、うん!」


早速始まったアーモンドチョコレート作り!


姫華「永井作戦だ!」


A「だから、違うってぇ!」

姫華「ごめんごめんw」


笑い合う私たち。


こんな風に心から笑い合えるのは彼女だけだなぁ。


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それから。


アーモンドはフライパンで炒めた。

火を微妙に怖がりながらも…


姫華ちゃんがそばにいてくれたおかげで安心した。


チョコレートはまず湯煎した。

まあ、最初よりは上手くできた…かな。


姫華ちゃんが様子見ながら助けてくれたおかげ。

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本当に…姫華ちゃんのおかげで作った感じ。


嫌な顔1つせず。

全然ダメな私に呆れることなく。

なんか、楽しみながら手伝ってくれた彼女。


…ほんと、良い人だよね。

翔くんといい姫華ちゃんといい。


2人に出会って何回も思うけど、よかった。

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その次にチョコレートをアーモンドにコーティングしていった。

何回も何回も丁寧に。

心を込めて。

想いも込めて。


“好き”


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ずっとずっと好きでした。


好きなんです。


この想い…届くだけでいい。


伝えるだけでいい。


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ここまで支えてきてくれた。


翔くんも姫華ちゃんにも感謝してる。


人は誰かに支えられないと生きていけられない。


だから“感謝”って言葉があるのだ。

だから“感謝”って大切なんだと…私は思う。

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姫華「よし…あとはしっかり冷えるのを待つだけ…だね?」


姫華ちゃんには疲れた様子はない。

綺麗な笑顔だった。


A「うん…よかった。」


対する私は…なんか疲れた。


短時間なのにすごく疲れた。


やっぱり初めてだったからかな?

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作っちゃった。

バレンタインのチョコ。


使った物の片付けや、洗い物をしていると…改めて思う。


私が好きな人へのチョコを作ったんだ。

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なんか成長できたような気がする。

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姫華「…チョコ作ってみてどうだった?」


A「あ…うん!楽しかったし…やっぱり作ってよかったって思うな。」

姫華「そりゃあよかった!!♪」

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あとは渡すだけ。


その“渡すだけ”ってのが一番簡単で一番難しいんだよね。


それがバレンタインの特徴ともいえるかも。

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