☆320 同じ言葉。 ページ26
私は初めて…胸のうちの不安を口に出した。
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A「…圭くんには…今、千晴がいるし…」
彼女って存在が。
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A「私なんかのチョコ…まずもらってくれるかどうかも分からない。」
ただの友達だし。
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A「渡すまでが怖いの…別に付き合うとかそういうことは望んでないけど…」
貰っては欲しい。
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A「やっぱ…好きな人が他の人と一緒にいるのは嫌って思っちゃって…」
それは私の弱いところ。
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A「私なんか、視界に入ってないって思うと…すごく怖くて嫌で、苦しくて…」
悲しくて…。
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A「渡すのが…すごく…不安…。」
落ち着こうと思ってきた。
大丈夫って思ってきた。
好きな人の幸せを願おうと思ってきた。
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――それでもなくならない私の弱い感情。
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私ってほんと弱い。
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姫華「そっか。」
私の頭が優しく撫でられた。
姫華「…でも、Aは永井に渡したいんでしょ?」
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その質問に私は頷く。
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姫華「その思いがあるなら…渡したほうが絶対にいいと思うな。」
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優しく私の心に染みる彼女の言葉。
姫華「あたし、Aに後悔だけはしてほしくない。」
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後悔…。
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姫華「てか、永井って他の女子からのチョコとか断ってたの?」
A「え?」
姫華「あいつ、モテるじゃん。あたし…昨日さ廊下で女子からチョコ貰ってる永井見かけたけどな?」
…確かに圭くんは千晴の前でも他の女子からのチョコ受け取ってた。
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姫華「あたしには…永井って女子の気持ちを踏みにじるような嫌な奴じゃないと思うけどな。」
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それは…分かる。
圭くんは優しい人ってことは…
私が一番分かってるじゃん…。
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姫華「…想い、伝えても大丈夫。」
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姫華「永井はAのことを拒絶しない。」
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姫華「他の女子と比べて…Aは永井に一番近い女子だと思う。」
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姫華「それに……永井にとって…Aは……」
え…
A「え…?」
今まで黙っていた私が彼女を見上げて口を開く。
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姫華「ううん。なんでもない。とにかく大丈夫。」
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姫華「あたしが保証する。」
目の前の私の大切な友達は。
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優しく微笑んだ…。
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アリエル(プロフ) - 凄く感動しました！私も実は恋愛小説を作ってるんですけどあまり人気が無くて…。人気になるためのアドバイスとかありますか？教えていただくと嬉しいです！ (2016年11月26日 23時) (
レス) id: 8a30b15849 (このIDを非表示/違反報告)
Yuki☆(プロフ) - 超感動した…私も、勇気だして好きな人に''好き''って言っちゃおっかなぁなんて… (2015年3月19日 10時) (レス) id: 039082f554 (このIDを非表示/違反報告)
ユーカ(プロフ) - 柚季さん» うおお！！遅くなったぁ！！ 声綺麗だよねぇ〜…IAのソフトいつか買おうｗｗ←六兆年かっこいいよね！！一瞬ではまっちゃった…ｗ 歌い手楽しそうでいいよね…憧れる… 教えなぁぁぁい！！あ、ケーキの名前だよｗｗ (2012年10月31日 12時) (レス) id: 4d746cf22e (このIDを非表示/違反報告)
柚季(プロフ) - りりさん» ありがとうございます!!本当に感謝します。泣いて下さったんですか!!嬉しいです…私は嬉しき泣きしちゃいます｡：ﾟ(｡ﾉω＼｡)ﾟ･｡頑張ります!! (2012年10月25日 21時) (レス) id: 938c248c9b (このIDを非表示/違反報告)
柚季(プロフ) - ユーカさん» こっちこそ遅くなってごめん!!おお〜綺麗な声最高!!ヽ(*’∀’*)/六兆年めっちゃかっこいい!! 声優、歌い手!!めっちゃ憧れがある2つだねー!!歌い手楽しそうだよねぇ〜♪ むむっ…やはり教えてくれないのか(笑)ユーカのやつ聞いてみたいのになぁぁああ!!!www (2012年10月21日 21時) (レス) id: 938c248c9b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柚季 | 作成日時：2012年8月9日 21時
