☆319 永井作戦?! ページ25
おでんを食べ終われて少し経って。
12時55分。
ピンポーン。
ちょうど5分前にインターホンの音が鳴り響いた。
私はこたつから抜け出して玄関へと向かう。
A「はーい!」
ガチャッ
姫華「やっほーA♪」
ドアを開けるとマフラーに顔を埋めた姫華ちゃんの姿。
A「どうぞどうぞ〜。」
姫華「お邪魔しまーす。」
私に誘導され、リビングに入った。
「こんにちはー。」
姫華「あ、Aのお母さん。初めまして。中堂姫華です。」
丁寧に頭を下げて丁寧にあいさつをする姫華ちゃん。
そんな丁寧にうちの親にあいさつしなくてもいいのに…。
「いつもAがお世話になってます!」
姫華「いえ。あたしこそ色々と助けてもらいましたので。」
…私、姫華ちゃんに何もしてあげてないよ。
「チョコ作るのも…A初めてだから助けてあげてもらうと嬉しい。」
姫華「はい!頑張りま〜す!!」
気が合うようにお互い楽しそうな笑顔を見せ合っていた。
まあ、お母さんと姫華ちゃんが仲良くなれてよかった。
「じゃあ私はちょっと出かけてくるねー。」
A「え?」
「私がいても邪魔だと思うからね〜じゃあまた後でね!」
A「あっ…」
私が止める間もなくお母さんは玄関にものすごい早さで行ってしまい…
ガチャッ…バタン。
ドアが閉まる音が響いた。
動きが速いな。
姫華「いやぁ〜Aのお母さん面白いね。」
A「そうかな?w」
ちょっと変な人とは思うけどね。
姫華「さぁ、早速始めようか?」
A「チョコ作り?」
姫華「違うよ、乙女のバレンタインチョコ作りだよ!名付けて…」
姫華ちゃんは私に一度アイコンタクトして。
.
.
.
姫華「“とびきりおいしいチョコで彼を堕としちゃおう☆”作戦!!!」
.
.
私に満足げな笑顔を見せた。
A「おお…お。長い作戦名だね!」
姫華「ん?永井作戦名?w」
え!
A「違う違う!長い作戦名…作戦名が長いってことw」
姫華「あ、そういうことかwじゃあ作戦名を“永井作戦”にしようか。」
え!
A「どういうこと?!」
姫華「Aは永井に渡すんでしょー?」
A「そうだけど…。」
姫華「永井を堕とすためにバレンタイン頑張ろうってこと!!」
A「そ、そんな…私には無理だよ!」
私はムキになっていた。
姫華「え、なんで?」
A「だって…私なんか……」
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革ベルト
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アリエル(プロフ) - 凄く感動しました!私も実は恋愛小説を作ってるんですけどあまり人気が無くて…。人気になるためのアドバイスとかありますか?教えていただくと嬉しいです! (2016年11月26日 23時) (レス) id: 8a30b15849 (このIDを非表示/違反報告)
Yuki☆(プロフ) - 超感動した…私も、勇気だして好きな人に''好き''って言っちゃおっかなぁなんて… (2015年3月19日 10時) (レス) id: 039082f554 (このIDを非表示/違反報告)
ユーカ(プロフ) - 柚季さん» うおお!!遅くなったぁ!! 声綺麗だよねぇ〜…IAのソフトいつか買おうww←六兆年かっこいいよね!!一瞬ではまっちゃった…w 歌い手楽しそうでいいよね…憧れる… 教えなぁぁぁい!!あ、ケーキの名前だよww (2012年10月31日 12時) (レス) id: 4d746cf22e (このIDを非表示/違反報告)
柚季(プロフ) - りりさん» ありがとうございます!!本当に感謝します。泣いて下さったんですか!!嬉しいです…私は嬉しき泣きしちゃいます。:゚(。ノω\。)゚・。頑張ります!! (2012年10月25日 21時) (レス) id: 938c248c9b (このIDを非表示/違反報告)
柚季(プロフ) - ユーカさん» こっちこそ遅くなってごめん!!おお〜綺麗な声最高!!ヽ(*’∀’*)/六兆年めっちゃかっこいい!! 声優、歌い手!!めっちゃ憧れがある2つだねー!!歌い手楽しそうだよねぇ〜♪ むむっ…やはり教えてくれないのか(笑)ユーカのやつ聞いてみたいのになぁぁああ!!!www (2012年10月21日 21時) (レス) id: 938c248c9b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:柚季 | 作成日時:2012年8月9日 21時