まだ続いていた私の初恋。5 【名前変換オリジナル】

☆192　泣くな。　 ページ36

千晴「圭ーっ!♪」

圭「千晴…。」


後頭部を押さえる私をスルーして圭くんにくっつく千晴。

…ちょっとくらい私のこと気にしてよっ。


圭「あ…千晴。」

千晴「ん〜?♪」


圭くんも千晴に流されてスルーだしっ!


圭「翔と中堂知らない??」


…ほんと、どこ行ったんだろ。

私も後頭部を押さえながら考える。


私がトイレ行っている間にいなくなったんだよね。


もーぉ…姫華ちゃんったらぁ。

千晴は、んーと可愛く首を傾げて…


千晴「あっ、そういえば。」

と、目を見開いた。


千晴「なんかねぇ〜2人して“ウシッシｗ”て変な笑い方して教室戻っていくの見たよ？」


…ウッシシ？ｗ


圭「…分かった。」

千晴「早野たちがどうかしたの??」

圭「あいつら…。」


圭くんは…


圭「…成瀬っ。」

A「はいっ…？」


圭「戻るぞ。」


A「あっ…はい。」


そう言って、


圭「千晴も戻れよ。もうすぐ予鈴が鳴るから。」


屋上の扉を開けて行ってしまった。


…私も後に続いて出ようとする。

.


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千晴「…ねえ、A。」


千晴に制服の裾を掴まれた。

A「えっ…。」


千晴「あのさぁ…。」


千晴は制服の裾を離した。

そして私を直視してきた。

な、何っ…?

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千晴「圭のさぁ〜…好きな人って知らない?」

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好きな…人。

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千晴は真剣な顔。

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ああ…圭くんのこと好きなんだもんね。

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A「私は…

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圭くんって千晴のことが好きだと思う…よ。」

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泣くな、私。

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