☆174 ポフッ…。 ページ18
A「…それって。」
姫華「もちのろんで翔のこと〜。」
私の問いに即答する姫華ちゃん。
姫華「…そんな驚く?」
A「ぃてっ。」
口をあんぐりと開けて固まっていたと思われる私を見て…
いつも通りの姫華ちゃんは私の頬を軽くつねった。
少しだけヒリヒリする左頬を撫でる。
姫華「あたしが決めたことだから…Aは何も気にしなくていいんだよ。」
そう言って姫華ちゃんは私の頭を撫でた。
思わず俯く。
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姫華「じゃあ、時間だからまたっなあ!!」
A「あっ…。」
私が慌てて顔を上げたときには…彼女は廊下の先でスキップをしていた。
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廊下の真ん中で立ち尽くす私。
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ドンッ。
A「あっ…すみません。」
人にぶつかり我に返る。
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ドンッ。
A「あっ、ごめんなさい。」
翔「廊下で突っ立てるなんて…しっかり者の成瀬さんらしくねーなっ!」
A「あっ?翔くん…。」
今度ぶつかったのは…翔くん。
ぶつかったというか、背中を軽く叩かれた。
翔「おはおは〜w」
A「おはよ。」
圭「…よっ。」
翔くんの後ろにいたなんだか愛想のない圭くん。
A「…おはよ。」
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少しだけ沈黙。
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もうすぐ予鈴の鳴る時間だから廊下は教室へ向かう生徒が行き交っている。
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翔くんは…なんだか少しだけ口角を上げて、
私と圭くんを交互にチラ見した。
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圭くんは窓の外を見て無表情。
……そんなあなたを見て思い出す、あの夏祭りのメール。
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な、なんか顔が熱くなってきた!
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翔「…もう時間だから教室行こうぜー?」
なんか不思議な沈黙を破って歩き出した翔くん。
私もつられて彼の後ろを付いて行く。
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と、その時。
圭「…ごめんな。」
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効果音を付けるなら…ポフッかな。
ポフッと私の頭に一瞬だけ置かれた…あなたの手。
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私の前を通り過ぎていったあなたは…彼と一緒に教室に入っていった。
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なんで謝られたのか分からないまま…私も教室へ入って行った。
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柚季(プロフ) - 茄癒さん» ありがとうございます(´・ω・`) あの…でもちょっと、どこが間違っていると思われたのでしょうか?(x_x;) 間違いを指摘してくださることは私もとっても助かるので全然大丈夫です!♪ (2012年9月8日 22時) (携帯から) (レス) id: ddd56e0828 (このIDを非表示/違反報告)
アリエス(プロフ) - 柚季さん» マジで!?私もGUMIが大好きなんだ♪気が合うね〜(^O^) (2012年5月4日 13時) (携帯から) (レス) id: 0907c8bb3a (このIDを非表示/違反報告)
柚季(プロフ) - バナナオレさん» 季節変わりましたぁ!冬で…全然現実と季節違くて分かりにくいかもしれないけどよろしくです!!小説の中では冬!!(笑) (2012年5月4日 12時) (レス) id: 938c248c9b (このIDを非表示/違反報告)
柚季(プロフ) - アリエスさん» フェアリーテール好きーっ!!アニメ見てるっ!!☆大丈夫だよぉ!面白い!!あ、ボカロも好きだよ〜GUMIが好き☆ (2012年5月4日 12時) (レス) id: 938c248c9b (このIDを非表示/違反報告)
柚季(プロフ) - 權堊さん» おお!!!いっぱいやったことあるんだね〜!!☆すごいなぁ( ´∀`)格好いいって!!私は權堊のこと格好いいって思うよ。 (2012年5月4日 12時) (レス) id: 938c248c9b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:柚季 | 作成日時:2012年4月1日 21時