刀剣乱舞粟田口の長女、弐 (ページ29)

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さぁ、もう一度ページ29

綾華本丸の歌仙side
歌仙「ここは・・・！」
乱「主さんが家族を奪われたあの日だね」
不動「主は何処にいるのかな？」
無骨「近くにイルのではないか？」
和泉守「ちっせぇ主かぁ・・・」
無骨「ム。此レは小さい主人など知らぬぞ」
堀川「取り敢えず三つ編みの不動くんくらいの女の子を探してください」
不動「やめてその言い方。まだ気にしてるんだから」
乱「うーん」
歌仙「どうしたんだい乱」
乱「主さんって、家族が亡くなったとき本丸にいたでしょ？だから、ここにいるのかなーって」
不動「ねぇ、あれ！」
不動が指を指した先には主がいた。
だが主の姿を模した時間遡行軍だとすぐにわかった。
纏う空気が澱んでいる。
あの子の纏う空気は澄んでいて暖かいものだ。
歌仙「時間遡行軍ごときが、主の姿を模すな！！」
和泉守「とことん暴れようぜ！之定、先輩！」
無骨「ブッ刺す！」
不動「主を本丸に帰すんだ！」
堀川「僕、結構怒ってるんだよね！」
乱「ボク、あんたたちのこと大っ嫌い！」
こんな姿の主を斬るのに抵抗はなかった。
歌仙「せめて雅に散れ・・・！」
主もどきの首を落とす。
歌仙「あの子が孤独を感じてしまうとしても、あの子の両親はここで亡くならなければならないんだ・・・。どんなに辛いことでも」
乱「主さん、姿が見えないね」
不動「本丸に戻ってるかもしれない。一旦帰ろう」