刀剣乱舞粟田口の長女、弐 (ページ18)

今日:5 hit、昨日:1 hit、合計:2,899 hit

いざ、出陣ページ18

Aside
加州「とりあえず、現代へ行くには政府からしか行けないみたい。」
歌仙「わかったよ。すぐに向かう」

政府施設

A「よし、みんな揃ったね」
陸奥守「おん。精鋭揃いじゃ」
加州「山姥切のとこは大丈夫？」
山姥切「・・・大丈夫だ」
蜂須賀「そろそろ行こう」
歌仙「ああ」
それぞれの本丸の部隊が政府職員に案内され、別々の方向に歩き出す。
加州「みんな、これだけは約束して。時間遡行軍の新手が出ても絶対に折れないって。主の帰る本丸には全員揃ってないとダメなんだからね。特にA！」
A「ええ！私！？」
加州「あんたは目的のためなら自分が折れても構わないっていう考えがあるっぽいから。薬研、見張っといてね」
薬研「おう。任せろ」
A「それいつの話？もうそんなことしないよ。私だって主に生きて会いたいからね」
鶴丸「安心出来ないな」
A「うるさいなぁ。良いよ別に安心できなくても」
加州「あーあ。鶴丸のせいでA拗ねちゃったじゃん」
三日月「はっはっは。まぁ、Aはそう簡単に折れはしないだろう。島原の件で弟たちを大泣きさせたからな」
A「もう折れるようなことしません・・・」
安定「あははっ。いつも通りのみんなだ。絶対に主を連れ戻そうね」
加州「当たり前でしょ。じゃあ、行くよ」
私たちは転送ゲートをくぐった。

福岡

加州「ここは？」
鶴丸「知らん」
A「でしょうよ」
安定「通行人に聞いてみる？」
薬研「福岡市博物館前？」
三日月「知っておるのか？」
薬研「いや、そこに看板が」
A「黒田家名宝展示？」
？？「おい、待てよ。国明！」
？？「はやく行こーぜ！」
加州「あ、れはっ」
安定「主！！」
鶴丸「後をつけてみよう」
私たちは認識阻害の札を使って中に入る。
まさか、南海が作っていた怪しい実験作品がこんな形で役に立つなんて・・・。
国明「おい、見ろよ！へし切長谷部！」
審神者「・・・」
国明「どうした？」
審神者「いや、何か忘れてる気がして」
国明「お前のことだからどうせ宿題とかだろ」
加州「でしょうなぁ」
安定「未だに書類溜めてんだよ」
A「早く帰って片付けてほしい」
薬研「なぁ、あの国明ってやつ。変な気配しないか？」
加州「確かに・・・」
ザザッとノイズ音が鳴る。
暁「やっと繋がりました！」
私たちは本丸を出発する前、通信機を持たされていたのだ。
暁「僅かですが、その時代に時間遡行軍の気配を感知しました」