第9話 出水side ページ10
「お、俺?」
「うん。だって私が入るとしたら影響を受けるのは太刀川さんだけじゃなくて出水くんもだからさ。意見聞いときたいな、って。」
まさかここで俺が話すタイミングがくるとは思わなかった。
「今まで太刀川さんと2人でやってきた訳だけど、私が入ることでの連携とかの影響はどう思う?」
俺は言葉をよく考えて話す。
「そうだな…俺はバイパーリアルタイムで引けるから少し練習すれば2人に当てないってことはすぐに出来るようになると思う。俺が援護に回れば2人をメインに上手くいくかと。」
よく考えるとAは近距離万能手。こなすのは攻撃手だけではないはずだ。
「ちなみにAって、射手?銃手?」
突然の俺からの質問に一瞬目を丸くしたAだったが、笑う。
「私は射手だよ。出水くんほどの技術はないけど、中距離は得意かな。」
「お前は攻撃手だろう、メインは。」
近距離万能手と言うぐらいだからてっきり近距離好きなのかと思っていたが、そうでもないようだ。
「ポイントは高いですけど、個人的には中距離の方が好きなんですー!近距離ゴタゴタしてあんまり…」
射手を選んで戦ってきた俺にもそれは分かる。大混戦ほど面倒臭いものはない。射手ならそのゴタゴタに巻き込まれにくいまま、戦況のコントロールが出来る。
「じゃあ私が入ってもそんなに影響は出ないってことでいいのかな?」
「それは俺と太刀川さんでカバーする。」
「おお、言うなあ。仮にもこいつ俺たちよりも強いんだからな。」
無意識に言葉を発していた。もしかしたら俺らがAにカバーされる側かもしれない。自分より強い人に対して失礼な事を言ったかもしれないと焦ったが、そんな必要は無かった。
「そっか。それは頼もしいなあ…。」
にこにこと笑ったAは立ち上がる。
「分かりましたそれじゃ、」
宣言するように声を張ってAは言った。
「北野A、本日をもって太刀川隊に入隊します!!」
ラッキー隊員
加古望
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ゆずポン酢(プロフ) - ミリアさん» コメントありがとうございます!気に入ってもらえて嬉しいです!今後も作る予定ですが実はワートリ以外のアニメはあまり分からなくて…これを期に時間があれば観たいと思います。お気遣いありがとうございます!これからもよろしくお願いします! (2017年8月14日 0時) (レス) id: db72870c64 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - すごく気に入った作品で続きが楽しみですもし他の作品を今後作る予定ならワールドトリガーの世界にトリップか転生したアニメKか銀魂の銀時か高杉の姉か妹の作品が読んでみたいです説明が下手ならすみませんこれからも体にきよつけて更新頑張って下さいね (2017年8月13日 16時) (レス) id: e3c7f73b1f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆずポン酢 | 作成日時:2017年7月30日 0時