君を探していた

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二次元は
違うけど、そっか、
宮田も同じなんだ。

「ね、ガヤさん。
その人に会ってみたくないの？
俺、玉さんの舞台を今回見つけて
また会えるんだって嬉しかった。
ガヤさんの想いの人も、まだ舞台
してるかもしれないじゃん」

「会ってみたいけど…名前も知らないし
そうゆう世界の人とどうなりたいとか
考えたこともないのに、会えたところ
でどうするの？」

「どうするのかは、
ガヤさんが決めるんだよ。
俺は玉さんにまた会えて、
正直近づきたいと思ってる。
引かれるかもしれないけど、
...好きなんだよね」

「男だろ？」

「違うよ、玉さんが好きなの。
二次元のキャラならちゃんと女の子が
好きだもん」

「二次元のことは
ちょっと置いておこうか。
ね、太輔、会いたいなら会ってみなよ。
宮田のびっくりなカミングアウトや
二次元の脱線話も気になるけど
一回観た舞台で、こんな十年以上も
心にいる人、会ってみた方が俺もいいと
思う」

「会うって...どうやって？」

「フッフッフッ。私のリサーチ力を
なめてもらったら困りますね、
ガヤさん。
何年の舞台で何の話かわかれば
ネットでパンフとか売ってる人も
いるし、調べられるよ。
玉さんの舞台がしばらくない間、
俺はそうやってずっと探してたんだから
そーゆう筋の知り合いだっているし」

宮田のすごさと玉って人への想いを
目の当たりにして、
俺も自分の心に正直に動くことにした。

「宮田！俺、会いたい。
探すの手伝って」

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