君を探していた

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「こんにちは!!
あっ、藤ヶ谷さんですね！
みつ…北山から聞いてます。
こちらでお待ち下さい」

「はっ…はい…」

ジムに入ると、元気いっぱいの
笑顔で迎えられ、

人見知りの俺は少し戸惑ってしまった。

みつ…って呼んでるし、この人
北山さんと仲いいのかな…

「はい、どうぞ！
俺、二階堂って言います。
みつ…あー北山…」

「ははっ、みつでわかりますよ」

その元気いっぱいの笑顔の人…
二階堂さんがお茶を出してくれた。

「あー、すみません、俺こういうの
苦手で。みつ今新規入会の人の説明
してるんですけど、
本当は俺がしなきゃいけないのに
かしこまって話すのが…ね。
で、みつ休みなのに居たから変わって
くれたんです。
それで藤ヶ谷さん待たしちゃって、
俺のせいですみません」

「いえ、あのー、二階堂さん？
俺まだ名前言ってないですよね？
藤ヶ谷ってなんでわかったんですか？」

「いやー、みつがすっごいイケメンが
来るって言うか… イテッ！！」

「おい、ニカ、余計こと言うな//」

二階堂さんと話していると
後ろから北山さんが現れた。

「みつ、叩くことないじゃん、
でも、すぐわかったよ！
確かにイケメン！！
んじゃ、藤ヶ谷さん、俺はこれで。
今度会う時はニカ！って呼んでねー」

二階堂さんは嵐の様に去って行った。

「藤ヶ谷さん、すみません。
お待たせしてしまって。
ちょっと着替えだけしてきますので
もう少しお待ち下さい」

「はっ、はい！
あっ、あのその格好は…//」

北山さんに話しかけたが、慌ててシャワー室へ駆けて行った。

………。

北山さん、インストラクターの格好
だったよな、、

なに、あの蛍光の黄色のウエア…

可愛すぎだろ//

俺はいきなり押し寄せた情報が多すぎて
少し混乱していた。

ただただ、可愛い北山さんにまた
ドキドキして、

顔がにやけるのを必死でこらえ
北山さんを待った。

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