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「……。」
沈黙。
「みつ、あのね。
太輔、変にゃ奴じゃないよ。
いい奴なんだよ、えーっと…
「うん、わかるよ、
宮田の玉への思いをちゃんと
聞いてあげてたし。
俺、途中で寝そうだったのにさ」
「キタミツ、ひどい!!」
「あー、ごめん。宮田が観に来てくれて
玉よろこんでたよ。」
「えっ!玉さんやっぱり
俺のこと気づいてたんだ!
ねっ、ねっ、なんて?」
「いや、宮田。今は太輔とみつの
話だから。」
「...藤ヶ谷さん?」
早口で恥ずかしいことを
一気に話してから、黙ったまま
下を向いていた。
気持ち悪いと思われたよね、絶対。
「ね、藤ヶ谷さん、顔上げて」
「っ…//」
甘い声で、名前を呼ばれ
恐る恐る顔を上げると、
頰を赤く染め、潤んだ目で
俺を見つめる天使…
いや、北山さんがいた。
ダメだ、完全に気持ち悪い奴じゃん。
心臓がバクバクいっている。
飲みすぎたか…そんな、
絶対、北山さんのせいなのに
顔を見ていると
可愛すぎてにやけるし、
なんとかお酒のせいにしたくて
思わず、また下を向いた。
「藤ヶ谷さん、ありがとう//
なんの作品?
俺、もう10年
近く舞台には立ってないからさ
今でもそんな風に思ってくれる
人がいるなんて嬉しいよ。
だから...
顔上げて、ねっ」
ギュッ
「えっ//」
思わず、顔をあげた。
俺の斜め前に座っていたはずの
北山さんは、
気づいたら横に座っていた。
そして…
俺の手を握って、
またフワッと笑った。
バクバク…
キラキラ…
熱い。。
心臓もおかしいし、
目の前にキラキラしている人がいるし
身体も熱い。
これは、完全に
恋だ。
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yuri(プロフ) - ももはさん» (/ω\)もっ…ももはさん、、読んでいただいているんですね(赤面)私が書かなくても良質な藤北作品がたくさんあって書くことをやめていたんですが、いっぱい更新してくださるももはさんの作品を読んで幸せを頂けて、頑張らなきゃと!!ありがとうございます!! (2019年2月23日 18時) (レス) id: cfcc0f5f63 (このIDを非表示/違反報告)
ももは(プロフ) - yuriさーん!更新ありがとうございます!おふたりが可愛くて大好きなお話です!一途なFさん可愛くて素敵です!あまあまな展開!ありがとうございます(/ω\) (2019年2月23日 18時) (レス) id: db5af09c34 (このIDを非表示/違反報告)
yuri(プロフ) - mimotaさん» ありがとございます!こっそり再開したのですが、間が空きすぎて、藤ヶ谷さんはどんな人だったかわからなくなってるとこもありまして、のんびり更新かもしれないのですが頑張ります!! (2019年2月23日 16時) (レス) id: cfcc0f5f63 (このIDを非表示/違反報告)
mimota(プロフ) - yuriさん!初めましてm(_ _)m このお話大好きなので、更新通知が届いてとってもうれしかったです(//∇//) ありがとうございます。 ホントゆっくりでもいいので、続きも楽しみにまってますね☆ これからも応援してます(*^o^*) (2019年2月23日 15時) (レス) id: eb4a4c537d (このIDを非表示/違反報告)
yuri(プロフ) - 仙花さん» 仙花さん…読んでくださっているんですね、、恥ずかしい。。コメントまで頂いて幸せです。話がまとまらなくなってきて、藤ヶ谷さんにいちゃついてもらってる間に落とし所を考えています(汗)楽しく可愛い北山さんが書きたいし頑張ります!ありがとうございました! (2018年3月19日 10時) (レス) id: cfcc0f5f63 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:yuri | 作成日時:2017年7月23日 21時