Ki ページ43
F:「どうぞ」
藤ヶ谷の家に着いた。
玄関を開けたら
藤ヶ谷の香りがふわっと
広がった。
頭も体もボーっとして、
立ち尽くしてしまった。
F:「蚊が入るから早く入って」
藤ヶ谷に腕を引っ張られた。
いやいや、こんな立派なマンションに
蚊って...なんか焦ってるのか?
『ごめん、初めて来たから、
そのまま上がっていいのかなって、
ほら、ニカなら風呂入らさせるし…
いや、俺が焦ってる。この状況が
まだ、飲み込めていない。
F:「なんで、今、ニカがでてくるの?
俺たちの話をしに来てもらったのに」
俺…たち?
たちってなんだよ、俺もなんかあるって
こと?
まぁ、あるけどさ。
さすがにこんなアウェイで言えないよ…
家に呼ばれただけで舞い上がってるのに。
F:「座ってよ、
俺も飲んでいいよね?」
『あっ、うん。悪かったな、
店で俺だけ飲んじゃって』
F:「北山さ、わかってるの?
俺が飲んだらさ、お前送って
行けなくなるから泊まるって
ことだよ。
ダメって言っても飲むし、
北山にも少し付き合ってもらうけど」
『付き合うのはいいけど、帰りは
タクシーででも帰れるから。
さすがに泊まるのは悪いわ』
F:「はぁ、、帰らさないし。
なんならニカみたいに風呂
入らせたいくらいなのに」
藤ヶ谷が、ビールを持って横に座った。
近っ…
F:「そろそろ、俺がなんで呼んだか
わかってもいいと思うんだけど。
まぁ、いいや、
はい、乾杯」
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作者名:yuri | 作成日時:2017年6月13日 23時