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F ページ33

Ki「…あのさ、藤ヶ谷」

『なに?』

ラジオ収録の後、強引に
北山を車に乗せた。

余裕ないな、、


.........T:「今気づいたの?
ってか、おれだけじゃないよ」

タマの言葉が耳に残って、
北山を今日捕まえておかないと
いけない気がした。


Ki:「...藤ヶ谷?聞いてる?」

『んぁ?ごめん』

Ki:「いや、いいんだけどさ、
俺の知ってる店、お前が
好きそうな、洒落た感じじゃないぞ。
後、お前車だし、お酒飲めないだろ?
話もあるみたいだし、個室の方がいい
よな?」

余裕なく連れ出したのに、
俺のことを考えて、冷静に
話しかけてくる、北山。

そーゆうとこ、変わんないな、、
俺も落ち着かないと。


『いや、北山は飲めよ。
お酒好きじゃん。ってか
洒落たとことか、俺そんなんじゃ
ないし、北山が普段行くとこでいいよ』

Ki:「わかった、次右曲がって」


30分くらいで、小料理屋についた。

道案内以外の会話はなかったから、
浮ついた気持ちを落ち着けることが
できた。

で、俺は北山に何を話したいんだろう。

だだ…独占欲だけで連れ出したことに
店に着いてから気づいた。

F→←Ki



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作者名:yuri | 作成日時:2017年6月13日 23時

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