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S ページ27

2:「あーあ、
みつとサウナ行きたかったのに」

『いやいや、撮影の合間に
サウナっておかしいでしょ』

2:「だって、今日は
ガヤがみつを占領してたから
サウナならみつと二人で話が
できるし」

『ガヤさん、そんなに宏光と
いたっけ?』

2:「いたよ、楽屋で二人きりだったし、
収録中もみつのことじーっと見てるし」

『まぁ、たまにはいいんじゃない。
ラジオの話もしたかったかもしれないし』


ニカは、いつも宏光の1番近くにいる。

距離も、考え方も、趣味も。
自然と似てきてるんだと思う。

お兄ちゃんを取られそうで
ぐずってる子供みたい。

俺は、
いつもはなんとなく距離がある
二人が
ぎこちないけど
近づこうとしていて
嬉しかった。

宏光は俺らの前では
しっかりした
お兄ちゃんだけど、

ガヤさんの前では
その反応に
一喜一憂していて、

寂しそうに見える時が多かったけど、
今日は
いちいち反応が新鮮で
可愛かった。



不思議な人。

30過ぎたおっさんなのに。

そのおっさんが
とっても気になるし、
笑顔でいて欲しいと思う。
みんな、
大好きなんだ、


俺も。


俺は頼れる兄貴って感覚だけど、
ニカはちょっと違うんだろうな。

M→←Y



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作者名:yuri | 作成日時:2017年6月13日 23時

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