40一郎side《告白》 ページ41
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「あれ。茉由、来ていたんだね」
突如、緊迫した部屋に響く三男の声。
突然の登場で驚きにそちらを向くと、落ち着いた様子の三郎が口元に笑みを浮かべて立っている。
お前、いつから居たんだよ。まさか、この会話全部、聞いて…。
唐突すぎる展開にそんな心の声も口にできない。
三郎は絶句する俺を他所に、流れるような動作で佐藤茉由の隣の椅子に座るって。
そして愛おしげに横の少女を見つめたあとで、その華奢な身体を優しく抱きしめた。
「…えっ？」
「は？」
俺も、佐藤茉由本人も、三郎のまさかの行動に驚いていて。
固まってしまった少女の背中を摩りながら、三郎は子犬のように眉根を寄せた。
「茉由、もしかして先に一兄に伝えてくれちゃった？ 悔しいなぁ。挨拶は僕からすると言っていたはずだろう」
「っ、おい、三郎」
「一兄。どうして彼女がこの家に来ているかは知りませんが、この際だし伝えておきますね」
三郎は佐藤茉由から腕を解くとニコリと笑って言った。
「僕、彼女と付き合っているんです」
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41一郎side《困惑》→←39一郎side《依頼という名の脅迫》
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美月(プロフ) - れいさん» 嬉しいお言葉をありがとうございます…！そう言っていただけるとすごく力になります。続編の更新頑張りますね。今後の展開も楽しみにしていてください！ (2020年4月26日 20時) (
レス) id: 37bdf40b5c (このIDを非表示/違反報告)
れい - 素敵な話です。こういう話大好きです。言葉の表現の仕方も素敵で読む手が止まりませんでした。今まで一番好きな小説です。これからも応援してます！更新楽しみにしてますね！ (2020年4月26日 19時) (レス) id: b42eb02cf2 (このIDを非表示/違反報告)
美月(プロフ) - ぱあたんさん» こんにちは。嬉しいお言葉をありがとうございます！(; ;)これからも楽しんでいただけるよう、更新頑張ります！ (2020年4月25日 13時) (レス) id: 37bdf40b5c (このIDを非表示/違反報告)
ぱあたん(プロフ) - 気になったので読んでみましたがとっても面白くて読む手が止まりませんでした！これからも応援させて頂かきます！ (2020年4月25日 6時) (レス) id: 5f3f43ce15 (このIDを非表示/違反報告)
美月(プロフ) - ハネムさん» こんばんは！乱数くんの小説でもコメントくださりありがとうございました。タイトルの意味もキャプションもお話もかなりこだわっているので、そう言っていただけて嬉しいです！(; ;)更新頑張りますね！ (2020年4月24日 23時) (レス) id: 37bdf40b5c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：美月 | 作成日時：2020年4月23日 20時
