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すぐに出ていくから。そう言って早３日が経とうとしていた。
『すみません、スープばかりで』
ht「栄養のある野菜とお肉、魚。俺の健康と傷のことも考えてるんでしょ。おまけに冷え切った身体のために温かいもの。すごいね、君」
『…賢い言葉を使われると思考が追いつきません、』
ht「…やっぱ抜けてるね」
そんな君にもわかりやすく言うからね。そう言って私の耳元に近づいて、
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ht「―――――…君はいいお嫁さんになるよっ」
耳元で囁くように言われた言葉。息が少しかかってくすぐったい、
ht「ふはっ、真っ赤だ。」
顔が離れたと思ったら、冷たい指で触れられる耳。驚いてすぐに身を引いたけど、細く、骨ばった手はすぐに私の耳を優しく、優しく撫で始めた。
『ちょっ、あのっ、』
ht「ふふっ、ふはっ、」
身をよじる私を見て満足気に笑う。
そんなのばっかりだ。わざわざお客様用の布団を敷いてあげたのに、翌朝ひとらんさんが目の前で寝ていた。
物音に驚いただけなのに、すぐに私の手を握って優しく笑う。
さっきだって、寒そうにしてたら抱きしめられた。
出会って間もないのに、彼は、ひとらんさんは私をおもちゃとして扱ってる。反応がおもしろいおもちゃだ。
顔を赤くしたり、繋がれた手をつねったり、背中に回された腕をねじったり。そういう反応が、彼にとってはおもしろいに違いない。
『…私、おもちゃじゃないんですけど、』
ht「ん？何か言った？」
『〜〜〜〜〜っ、何も！！』
ほら、また笑った。
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ht「お世話になりました。」
別れは突然に。本当にそうだ。
折角、折角いつもの仕返しにご飯を少し硬めに炊いたのに、今日はチーズたっぷりのドリアにしようと思ったのに。
雪が溶けて、春が来る前に彼は帰ってしまう。
『っ、おめでとうございます！！』
ht「昨日の夜、やっと総統と連絡取れてね。別の任務でこの近くに泊まってた班と合流して帰ることになったんだ。」
安心したように首を掻いたひとらんさん。
『…何時ごろここを？』
ht「…もうじき、班がここに着くよ。」
本当に突然だ。突然窓を叩いたかと思えば、遠い大国の幹部だと言い始め、おまけに今日帰ると言い出した。
“いかないで”を言いたい。けど、
『…いってらっしゃいっ』
・
ht「―――――…そんな顔したら、離れられないでしょ。」
引っ張られた腕と唇に違和感。
ht「君を、連れ去りたい、」
本当に貴方は、突然に。
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小雨 - あけましておめでとうございます。本当にお二人の小説は終始発狂しつつ読ましていただいております、ええ。相変わらずぐるちゃんは可愛いと。この人にならプリンあげてもいい (2019年1月2日 23時) (
レス) id: be8669dcb5 (このIDを非表示/違反報告)
眠猫(プロフ) - 小雨さん» 遅くなってしまいすみません！！ありがとうございます！！そう言っていただけて嬉しいです！素人が小説を投稿するのは色々悩んだりするのですっごく励みになります、本当にありがとうございます！！ (2019年1月2日 9時) (レス) id: 6df2bbbd20 (このIDを非表示/違反報告)
かわ(プロフ) - 小雨さん» メガネさん無事でよかったです…！！年末年始どちらも暇なんでね更新するしかないですよ…ほんと、多分ですけど。大好きなんて言って貰えて本当に嬉しいです！コメントしてくださるだけでも凄く嬉しいので！ (2019年1月1日 15時) (レス) id: a51cde5cd0 (このIDを非表示/違反報告)
小雨 - 待って今気づいた、お二人はだい好きな作品かいてる人だったわ、そんな人からコメント返信してもらったとかやばいな... (2018年12月31日 21時) (レス) id: be8669dcb5 (このIDを非表示/違反報告)
小雨 - メガネは無事です！年末も素敵な作品ありがとうございます(年始も期待) ちなみにコーヒーは飲めません(どーでもいい) (2018年12月31日 15時) (レス) id: be8669dcb5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：@眠猫。 x他1人 | 作成日時：2018年12月4日 18時
