15.聖なる夜に。 眠猫 ページ23
色とりどりのイルミネーション、はしゃぐ子供、手を繋ぐカップル。
『…今日、クリスマスなの？』
グラスを落しそうになる、今日この頃。
・
・
「Aちゃん今頃かぁ。」
茶色いくるくるした髪を揺らし、可愛い語尾で、JKと言われても納得するくらい可愛い(癒し)先輩が私を見て笑った。
『逆に先輩は気付いてたんですか、』
「当たり前やん。テレビもネットも雑誌もクリスマスのことでいっぱいやで」
『言ってくれてもよくないですか、こっちはバイト詰め込み過ぎてそれどころじゃなかったんですから』
「おつかれさんやねぇ。」
二人でせっせとグラスを拭きながら棚にしまってく。…店混むかな、ゆっくりしたいんだけど。
「…リア充来んかったらええのに」
『そっちか―い』
やっぱり私と先輩は馬が合わねぇな。
やっぱり居酒屋はいつでも混むのだと改めて思い知らされた。先輩と二人で拭いたグラスがなくなっていく。
また店の扉が開き、若い男性が4人ほど入ってきた。
『いらっしゃいませ〜！』
慣れた手つきで接客。注文が終わったかと思うと
「お姉さん今日何時終わり〜？クリスマスにバイトって大変じゃない？俺達と一緒に遊ぼ〜？」
なんて軽そうな言葉を掛けられる。
内心、語尾で可愛いアピールすんなうちの先輩を見習えと思いながらも一応、お客様だから適当にあしらう。
・
「かわええ子も大変やなぁ？」
バイトも終わり、店長たちと先輩も混ぜてシフト表の相談をしていた時だった。
『…どうしました先輩』
「今日Aちゃんナンパされてたやん」
それに店長も反応してしまう。
『いやぁ、かわいい子は困るなぁ』
「その自己紹介やめた方がええで？？」
『先輩！！』
目の前で肩を揺らして笑ってる先輩に人蹴りいれる。黙ってれば癒し担当なのに。
「ってことで、オスマンもAも来月はこれでいいか？」
os「おっけいで―す」
『はい！って、先輩って“オスマン”って名前でしたね』
os「かわええ名前やろ？」
『おつかれした〜』
os「Aちゃん！？」
はぁ、クリスマスに何してんだろ。まぁ楽しいけどさ。
更衣室から出ていけば壁にもたれかかって携帯をいじる先輩。
『先輩お疲れさまで〜す』
os「あっ！Aちゃんお疲れ〜」
コートのポッケへ消えてく携帯。
os「Aちゃん可愛いから襲われないために家まで送ってあげるわ」
『…は？』
os「それと、俺以外の人からアプローチ受けん取って」
えっ。
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小雨 - あけましておめでとうございます。本当にお二人の小説は終始発狂しつつ読ましていただいております、ええ。相変わらずぐるちゃんは可愛いと。この人にならプリンあげてもいい (2019年1月2日 23時) (
レス) id: be8669dcb5 (このIDを非表示/違反報告)
眠猫(プロフ) - 小雨さん» 遅くなってしまいすみません！！ありがとうございます！！そう言っていただけて嬉しいです！素人が小説を投稿するのは色々悩んだりするのですっごく励みになります、本当にありがとうございます！！ (2019年1月2日 9時) (レス) id: 6df2bbbd20 (このIDを非表示/違反報告)
かわ(プロフ) - 小雨さん» メガネさん無事でよかったです…！！年末年始どちらも暇なんでね更新するしかないですよ…ほんと、多分ですけど。大好きなんて言って貰えて本当に嬉しいです！コメントしてくださるだけでも凄く嬉しいので！ (2019年1月1日 15時) (レス) id: a51cde5cd0 (このIDを非表示/違反報告)
小雨 - 待って今気づいた、お二人はだい好きな作品かいてる人だったわ、そんな人からコメント返信してもらったとかやばいな... (2018年12月31日 21時) (レス) id: be8669dcb5 (このIDを非表示/違反報告)
小雨 - メガネは無事です！年末も素敵な作品ありがとうございます(年始も期待) ちなみにコーヒーは飲めません(どーでもいい) (2018年12月31日 15時) (レス) id: be8669dcb5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：@眠猫。 x他1人 | 作成日時：2018年12月4日 18時
