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『お待たせ致しました。ハッピーパンケーキとガトーショコラです。』
先に届いたオレンジジュースを飲みながらこちらを覗いてぱぁっと顔を明るくする。
「ありがとうございます！」
それじゃあ。
名残惜しいがその場から立ち去ろうと思った。
その時腕を掴まれて振り向いてしまった
「なぁ、喋りましょや。」
うわ、恋ってずるい。
『勿論』
気づいたらそう返事してるし椅子に座ってる。
目の前で元気に食べるロボロさんを眺める
『…美味しいでしょうか。』
「うん。店長さんのパンケーキもガトーショコラも全部美味しい。夏限定のシャリシャリパフェも、凄い好き。」
んふふと笑いながらパンケーキをほうばる。
自分も思わず微笑んでしまって寒い空気が暖かく感じる。
この時間が長く続けばいいのに。
それでも時計の針は進んでいくし、ロボロさんも食べる手を止めない。
「ご馳走様でした！」
皿とコップは何も無くなっていて外も大分暗くなっている。
『お粗末様でした。』
普段あまり使わない言葉を言ってしまうのも見栄っ張りなのかな。
ロボロさんは少し男の人としては身長が小さいにも関わらず沢山食べる
「あ、LIME。」
「ゾムからやん。居酒屋…行こ。」
スマホを見ながらそうやって呟くロボロさん。え、まってまだ食べるの？凄。びっくり。
『…そろそろお帰りに…？』
「残念やけど、そうするわ。お会計で。」
レジまで一緒に。そこまで言ったらほら、テーブルがお互いの関係線を作ってる。私は店長で彼はただの客。
高校の時、大学の時、なんでもいいから同じ立ち位置にいるロボロさんと出会えたらよかったのにな
『お会計2700円です。』
いつもぴったりに出してくれる。
『ありがとうございました。…お送りします。』
店のドアを開くと外はまだ雪。
「大阪でこない降るって珍しいよなぁ。さっむ…」
『本当ですね。…では、お気をつけて。』
そう、送ってまた自分の恋のことを考えようと思ってた。のに。
「…店長さん。あ、と名前教えて…ください。俺だけ教えてるのあれやから…な？」
胸がこれまで以上に高鳴る。寒いしドキドキするし。
『…Aです。夜明A…。』
「っ…Aさん。これ、LIMEのQRコード…。よ、みこんでくれませんか？」
「俺、まだAさんと話したい。」
気づいたらスマホを握ってQRコードを読み込んでる。
『私もです。ロボロさん。』
恋、ひとつ。
注文された気がする。
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小雨 - あけましておめでとうございます。本当にお二人の小説は終始発狂しつつ読ましていただいております、ええ。相変わらずぐるちゃんは可愛いと。この人にならプリンあげてもいい (2019年1月2日 23時) (
レス) id: be8669dcb5 (このIDを非表示/違反報告)
眠猫(プロフ) - 小雨さん» 遅くなってしまいすみません！！ありがとうございます！！そう言っていただけて嬉しいです！素人が小説を投稿するのは色々悩んだりするのですっごく励みになります、本当にありがとうございます！！ (2019年1月2日 9時) (レス) id: 6df2bbbd20 (このIDを非表示/違反報告)
かわ(プロフ) - 小雨さん» メガネさん無事でよかったです…！！年末年始どちらも暇なんでね更新するしかないですよ…ほんと、多分ですけど。大好きなんて言って貰えて本当に嬉しいです！コメントしてくださるだけでも凄く嬉しいので！ (2019年1月1日 15時) (レス) id: a51cde5cd0 (このIDを非表示/違反報告)
小雨 - 待って今気づいた、お二人はだい好きな作品かいてる人だったわ、そんな人からコメント返信してもらったとかやばいな... (2018年12月31日 21時) (レス) id: be8669dcb5 (このIDを非表示/違反報告)
小雨 - メガネは無事です！年末も素敵な作品ありがとうございます(年始も期待) ちなみにコーヒーは飲めません(どーでもいい) (2018年12月31日 15時) (レス) id: be8669dcb5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：@眠猫。 x他1人 | 作成日時：2018年12月4日 18時
