1.社畜なんて、 眠猫 ページ1
社畜の朝は早い。
朝から鳴るうるさい目覚ましを止めても、寒い寒いこの季節。布団から出るのが勝負となってくる。
そしてその勝負が終わると今日もやってくる、
・
・
「おはようさん」
上司のゾム先輩―――、
・
『…おはようございます』
zm「なんやその顔、」
『休日出勤なんて！！』
ちゃんと残業したのに、金曜日ちゃんと残業したのにどこからか仕事が回ってきて無事休日出勤。
あぁ、私の土曜日を返せ。
『先輩もですか、』
zm「可愛い可愛いAちゃんの仕事手伝おう思って、」
『あはは先輩キモイ』
zm「先輩ガラスのハートやのに…」
ゾム先輩は私が新入社員の頃お世話になった人だ。それからたまに飲みに行ったりするのだけれど、大量のご飯を無理やり食べさせられるという行為にあっている。
zm「さっさと終わらせるか、」
『ですね、』
あっ、寒い。
さすが冬。赤と緑のチェックのマフラーを巻いて、コートを着て会社を出れば白い息が目立った。
おまけにクリスマスシーズンだし。まぁ社畜の私には関係ないけどさ。
オフィスが暖かかったためか、余計に寒く感じる。
zm「おしるこいる？」
『いや、まっすぐ家に帰ります』
休みが大事だ。中、高と休みが少ない運動部だったから休みが一番大事なものとなっていた。だから先輩からの誘いもお断りした。
zm「え〜、大通りのイルミネーション綺麗やから一緒に見に行こう思ってたのに。」
『…おしるこを手に持ちながらですか』
zm「…雰囲気ぶち壊しやな」
先輩が言ったんじゃないですか。そうやったわ。なんて会話を繰り返してると、いつの間にか並んで歩いていた。
zm「たまにはええやろ？」
先輩、眩しいです。
イルミネーションは意外にも綺麗で、思わず息を飲んでしまった。
『…すごっ』
zm「綺麗やろ」
先輩がドヤ顔するところじゃないのに、なんて。
zm「Aが喜ぶかな〜って思ってな。」
『…綺麗ですね、』
zm「くははっ、」
頭を乱暴に撫でてくる。先輩、私子供じゃないんですけど。
振り払おうとした手は、大きな手に包み込まれた。
『っ、先輩、』
zm「…いいやん、どうせ誰も見てないって」
絡まる指、伝わる温もり。
息が、白い。
zm「…クリスマス、Aの家泊まりに行ってええ？」
『…いいですよっ、』
社畜なんてただ仕事するだけだ、
社畜なんて給料のために働いてるだけだ、
社畜だって、上司と恋してもいいじゃない。
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小雨 - あけましておめでとうございます。本当にお二人の小説は終始発狂しつつ読ましていただいております、ええ。相変わらずぐるちゃんは可愛いと。この人にならプリンあげてもいい (2019年1月2日 23時) (
レス) id: be8669dcb5 (このIDを非表示/違反報告)
眠猫(プロフ) - 小雨さん» 遅くなってしまいすみません！！ありがとうございます！！そう言っていただけて嬉しいです！素人が小説を投稿するのは色々悩んだりするのですっごく励みになります、本当にありがとうございます！！ (2019年1月2日 9時) (レス) id: 6df2bbbd20 (このIDを非表示/違反報告)
かわ(プロフ) - 小雨さん» メガネさん無事でよかったです…！！年末年始どちらも暇なんでね更新するしかないですよ…ほんと、多分ですけど。大好きなんて言って貰えて本当に嬉しいです！コメントしてくださるだけでも凄く嬉しいので！ (2019年1月1日 15時) (レス) id: a51cde5cd0 (このIDを非表示/違反報告)
小雨 - 待って今気づいた、お二人はだい好きな作品かいてる人だったわ、そんな人からコメント返信してもらったとかやばいな... (2018年12月31日 21時) (レス) id: be8669dcb5 (このIDを非表示/違反報告)
小雨 - メガネは無事です！年末も素敵な作品ありがとうございます(年始も期待) ちなみにコーヒーは飲めません(どーでもいい) (2018年12月31日 15時) (レス) id: be8669dcb5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：@眠猫。 x他1人 | 作成日時：2018年12月4日 18時
