私が乱藤四郎役でらぶフェスに出る件について

千子村正×乱藤四郎 ページ21

千子村正×乱藤四郎

太田視点ー

太田「ふぅ…。」

俺しかいないスタジオには静寂が広がっている。
きっとAちゃんは、もうすぐ来るだろう

太田「緊張するな…」

1対1って何話せばいいんだろ…
そういえば、衣装合わせの前に机の下に縮こまってたAちゃん。

太田「可愛かったなぁ…」
A『何が？』
太田「何がってそりゃぁ…ん？」

一人しかいないはずの部屋に聞こえた声に疑問を抱き前を見ると、そこには可愛らしく首をかしげたAちゃんが。
いつの間に！？気づかなかった…！
とりあえずここは役になって…！

太田「huhuhu…貴方のことですよ、乱さん。」
A『本当に！？
ふふっ、嬉しいなあ…！
あ、村正さん！』
太田「おや、どうしました？」
A『肩にゴミがついてるよ？
取ってあげるね』

そう言って俺に近づいてくるAちゃん。
黒羽＆大平＆荒木【役になってる時のAちゃんへのお触り禁止！】

太田「…っ！」

そうじゃん、素に戻っちゃう！
そう思った僕は慌てて後に下がるが…

A＆太田『うわっ！？』

【ドサッ】

…痛ってぇ…

背中ぶつけたかな…？

何か、身体に重みが…

てか、ドサッって言ったよな…？

少しだけ首を動かす

A「いった…」

上に乗ったAちゃんが、ゆっくり起き上がり
目が合う。

A「っ！？
す、すみません！！」

いきなり起き上がったAちゃん
俺にぶつかったせいで素に戻っていたようで
誤ったと同時に走り去ってしまった…

というか…

太田「……事故チュー……？」

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