3年Z組が苦手です【沖田総悟】

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もう気温がだいぶ暖かくなってきた今日この頃


終業式です


春休みの始まりです



って事は




…もうすぐクラス替えか−−…



Z組にはなりたくない


てかあそこって不思議な人達集めただけなんだから、


私がなる事はないだろう…



そんなこんなで帰りの支度をしてる途中



ガサゴソ ガサゴソ



あれ…？



机…の中もない



鞄…の中もない




…生徒手帳、どこいった




みんな黙々と帰り始める



「Aちゃーん、どうしたの？探し物？」



何人かの子が声をかけてくれるが



「気にしなくていいよ！」



と、言っておく



…にしても、これ、



本格的にないんだが…



あんまり探し回ってると色んな人が心配して声かけちゃうだろうから、みんな帰ってから探す事にした



……





「ロッカーもないぞ！…家か？」



アレって割と個人情報詰まってるよね


また、机の中を漁ってると



「お嬢さんの探し物はこれですか？」



静まり帰った教室に響く男の声


…男の声っつかこの声分かるけど。




見上げると、

ヒラヒラと片手に生徒手帳をもって笑っている銀八こんにゃろーがいた



「どこにあったんですか！」


銀「え？俺が机から取り出した」


「いやふざけんなや！！」



この数分の苦労！無駄！
この時間！
全て返しやがれ！


そんな思いを込めて全力でタックルした



銀「ぶべら！！！」


倒れこむ銀八


「ハァ…ハァ…」


銀「お前、意外と力あんだな…」


「まぁ……か弱くはない……って返せ！！」


奪い返そうとしても、

ひょい と、もっと高くあげられる


「ちょっと！」

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