3年Z組が苦手です【沖田総悟】

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部屋に入っていたのは、



幼馴染の神威だった






「ゆな！怪しい人勝手に中に入れちゃダメって言ってるでしょ！！中学生なんだからもっと危機感もってよね」



威「それ俺が怪しいってこと？」



「怪しいわ！危険！危険人物！」



妹「神威にーちゃんは、将来本当のお兄ちゃんになるんでしょ？」



威「正確には義兄(ぎけい)かな」



「なんでもう私とあんたが結婚する前提になってんの、謎すぎる」





とりあえず、と一息して、





「何しに来たの？」




威「Aに会いたくなったから会いに来た」




「なんかイケメン風なセリフだけど全然嬉しくない」




失礼だネ、と言いながらうちの大切なお菓子をバクバク消費していく神威




威「どう？そっちの学校生活楽しい？」



「…まあまあかな……あっ、あのね、


神威にそっくりな女の子いたの！


…確か名前は神楽…




威「それ俺の妹」



「えっ、まじか！！」



どおりで似ているわけだ




威「まあそんな事は良いから、どう？Aのタックルには磨きはかかったの？」



「昔みたいにすぐタックルなんかしなくなったよ、一応女だし」



威「すごいしてそうだけどネ」



失礼な、と言いながら私もお菓子を頬張る





…そっからは、お互いの学校での生活とか、他愛のない話ばかりしていた



文化祭実行委員になったと伝えたら、絶対文化祭行くからねと言われた




「……まあ、久々に話せて楽しかったわ」



威「俺も」



「じゃーね」



…と、とりあえず神威は帰宅した




妹「やっぱり神威にーちゃん好きだなー。早く結婚しろよ〜」




「しないわ」




妹「好きな人とかいるの？」





「いないよ？」




妹「じゃーいーじゃん」





…本当にゆなは神威を気に入っている


私が帰ってきた時も鬼ごっこして遊んでいたらしい


“じゃーいーじゃん”って、何がいいのか全く分からないけどね、

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