ヒロアカ×文スト

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CSS 「…ちゅうや」

呼ばれて今何が起こったのか脳が理解し始める。

太宰が俺を庇ったのだ。

身を挺して。

「太宰ｯ！」

漸く状況を理解して、慌てて名前を呼んで目を閉じたままの細い身体を揺さぶる。

傷口からは絶えず血が流れ続けている。

明らかに致命傷だった。

「あれ、わたし…」

太宰が目を開けた。

「太宰！」

良かった。

そう思った。

太宰の次の言葉を聞くまでは。

「わたしね、もうだめかもしれない」

いつもは見せない表情だったから嘘ではないと解った。

「何…言ってんだよ…」

一瞬、理解できなかった。したくなかった。

太宰の冷たい手が頬に触れる。

「うふふ…だいきらいなわたしのさいごでもきみはなくんだねぇ」

「…うるせぇ」

「すきだよ、ちゅうや」

今、俺は多分驚いた顔をしているのだろう。

太宰は満足そうに微笑み動かなくなった。

もっと早く思いを伝えていていれば太宰を失わずに済んだ？

解らない。

わからない。

そうだ

全部

壊してしまおう

そこからの記憶はない。

そこから何故赤ん坊になったのかも。

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また文スト×ヒロアカ。中太。使用cssは作者様の雨はかろやかにです！http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ciro19/執筆状態：更新停止中